こんばんは、ブルです。
HSPという言葉もメジャーになってきているかと思うのですが、最近エンパスという言葉もよく耳します。
Twitterなどでも自己紹介のところに「エンパス」と書いてあるのですが、だいたいがHSPとセットにして記載されています。
気になるのでちょっと調べてみました。
エンパスとHSPを同じ意味として扱っている人も多い為混同しがちですが、これらは似て非なるものです。
エンパスとは
エンパスというのはエンパシー(empathy)という英単語からきていて、「共感」という意味があります。
すなわちエンパスと呼ばれる人たちは「共感力の高い人」と定義づけられています。
HSP同様、正式な精神疾患でも病気でもありません。
HSP診断でも共感力の高さを問われる項目もあるため、HSP=共感力の高い人でもあるわけです。
エンパスとHSPの違い
HSPは共感力も含め、他に繊細だったり感受性の強さだったりと複数の要素が積み重なってHSPの度合いをはかります。
一方エンパスはエンパシーの言葉通り単純に「共感力」に特化した人たちを指します。
ですからHSPの度合いが高い人はほぼエンパスだといっていいでしょう。
しかし、エンパスだからといってHSPかと言われるとそれはまた別の話になってきます。
ではエンパスの共感力はいかほどか。
エンパスは身体エンパスと感情エンパスに分かれるといわれています。
身体エンパス
周囲に体調の悪い人やケガをしている人がいると、その人の苦しみがこちらにも伝わるというものです。
例えば一緒にいる友人が頭痛がするといったら自分も頭痛がしだしたりとか、足が骨折している人を見ると自分も足が痛くなってくるという風な具合です。
私は強度のHSPですが、さすがにここまでの共感力は持っていません。
感情エンパス
感情エンパスは周囲のストレスや、喜怒哀楽の感情を敏感に感じ取り、自分の感情が左右されるというものです。
これはHSPの繊細さにも通ずるものがあり、自分はこの感情エンパスの度合いが高いと思っています。
悲惨なニュースを聞くとしばらくひきづりますね。
エンパスはスピリチュアルと関係があるか
エンパスを自称している人たちの中にはスピリチュアルと結び付けている人もたくさんいます。
病気ではない上に感覚的なもののため、エンパスを第6感のような霊的なものとして捉えられているのでしょう。
エンパスはサイコパスや逆エンパス、エネルギーなどといったワードが使われることもあるため、そのように感じてしまうのも無理はありません。
エンパスがスピリチュアルと関係があるかどうかについては、科学的なものとして証明されていない以上明言することはできません。
自分がエンパスだと思ったら
エンパスはその共感力の高さから、エンパスが入り口となってうつ病を引き起こしやすいともいわれています。
そうならないためにも心療内科などの医療機関を頼ったほうがいいと私は考えています。
心理カウンセラーなど個人で動かれている方もよくいますが、スピリチュアルに傾倒している方のカウンセリングは私はあまりおすすめしません。
なぜなら、エンパスは病気ではありませんから、治療やカウンセリングに関しても絶対というものはないでしょうし、内容があいまいなものも多いでしょう。
私はHSPであり感情エンパスですが、まだ専門家に相談したことはありません。
現実的な部分にまずは目を向けてみましょう。
人一倍繊細で共感力が高いのであれば、自分が苦手とする避けるべきシチュエーション(人が多いところに行かないなど)を書き出してみるといいでしょう。
また、就いている仕事を見直したり、付き合う人間を自分にとって負担の少ないものとするだけでずいぶんと改善されるはずです。
それでも改善されない場合は、もしかしたら別の病気の可能性も否定できません。
ひとつしかない体、大事にしたいものですね。
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