こんばんは。ブルです。
「おーし、今日はどこ行くー?」
平日午後6時。仕事もほどほどに、飲みに行きたいオーラを放つ上司の一言。
私は過去、飲み会を頻繁に開く上司に連れまわされていたことがありました。
内心面倒くさいなと思いつつも、押しの弱い繊細な私が押しの強い上司にかなうはずもありません。
そんな私が正社員を辞めて在宅ワークになった途端、全く飲み会に行かなくなったわけです。
「あの頃はよく飲みに行ってたなー」なんて当時のことを思い返していると、自分がどれだけ飲み会で消耗していたかがよくわかったので今回記事にしてみました。
HSPは職場の飲み会で消耗する理由
飲み会の消耗はHSPにとっては重大問題です。
なぜならただでさえ仕事でくたくたになっているのに、そこから更に飲み会へと発展するからです。
普段は身体を休めるために使える貴重な夜の時間が、飲み会によって消耗に変わってしまうのです。
行きたくない飲み会を断れなかった自分に腹が立つ
飲み会に参加したくなくても、誘いを断りにくいということからついついOKしてしまうHSPもいるでしょう。
そうなることで自分は意志の弱い人間と思い込み、自尊心の低下を招くのです。
そのうち断れない人間というのをいいことに、仕事にまで無茶ぶりが及ぶ可能性も否めません。
参加しないと翌日の仕事で話の輪に入れない
かといって勇気を振り絞って飲み会に参加しないという決断をくだすと、HSPの思考回路はこのようになる場合があります。
・付き合いの悪い人間だと思われないだろうか
・翌出社日に飲み会の時の話をされても会話に入っていけない
・飲み会の時に自分の悪口を言われていたらどうしよう
飲み会の席になると、たいてい始まるその場にいない人への悪口。
どうしても仕事仲間と飲みにいくと仕事の話になることがほとんどですから避けることは難しいでしょう。
誘いに乗ってもしんどい、誘いを断ってもしんどい。
じゃあどうすればいいの?と思うかもしれませんが、どちらかという誘いを断るほうがあとあと楽です。
飲む相手次第でストレスがたまる
自分と気の合う人とだけ飲みにいければ理想ですが、会社の飲み会だとそうはうまくいきません。
大抵は嫌な上司ややりづらい同僚が一人はいるような会になることが多いです。
そうなった時に無理に話をあわせたり、自分がからかわれたりした時にも我慢することでストレスが溜まることでしょう。
憩いの場でありたい飲み会のはずが、逆にイライラが募ってしまうのです。
これにお酒が加わると、思いもよらないトラブルのもとになることさえあります。
飲んだ時に起こりがちな口喧嘩ですが、お酒がはいることで口論から取っ組み合いの喧嘩にまで発展することがあるので気をつけましょう。
繊細の殻を破るために飲んでしまう
HSPの繊細さをお酒を飲むことで薄めようとする人もいるかもしれません。
しかし、普段おとなしいHSPもお酒が入ることでリミッターが解除される人もいることでしょう。
私の場合飲むと気が大きくなり、声が大きくなり、普段は言わないような冗談を言ってみたり、上司や同僚に絡んで迷惑がられることもありました。
いつもローテンションなのが飲み会の時だけハイテンションになるため、体力の消耗もそれだけ激しくなります。
飲み会後の一人反省会がツライ
飲んでいる間は楽しい気持ちでいたとしても、飲み会が終わって帰りの電車の中では一気にトーンダウン。
それから始まる飲み会の一人反省会。
・今日同僚にあんなこと言っちゃったけど気にしてないだろうか…
・あのいい方はまずかったかな、訂正したいな…
・次に同僚にあったらどんな顔されるだろう、嫌われたかな…
・明日出社するの嫌だな…
こういった思考のループが続くようになります。
しかも飲み会は週末の夜に計画されることも多いため、飲み会ではじけすぎた場合は週末の休日を憂鬱な気分で過ごすことになるかもしれません。
飲みすぎの代償は大きい
お酒の量に関しては一番気を付けなければならないといっても過言ではありません。
私の場合は、
・同僚や上司と口喧嘩になった
・飲み会のあと、終電間際で帰宅時間が遅くなる
・疲れているためお風呂にも入らず就寝
・アルコールで睡眠の質が落ちる
・朝お風呂に入る必要があるためいつもより早起きが必要
・満員電車で吐きそうになる
・職場についても気持ち悪く、業務に身が入らない
・メンタルも弱るため上司や同僚の言葉が刺さりダメージを受けやすい状態になっている
喧嘩はもちろんのこと、二日酔いによる身体不調がもたらすメンタルへの悪影響もHSPには致命的です。
くれぐれもお酒の飲みすぎには注意すべきです。
HSPの飲み会参加は節度を守ること
HSPが飲み会に参加する時に気をつけたいのは以下の4つです。
・参加するメンバー
・飲み会への参加頻度
・滞在時間
・飲酒量
参加メンバー
HSPにとってはこれが一番重要といっても過言ではありません。
少しでもやりづらいな、嫌だなと思った人が参加する飲み会には行かないのがベストです。
自分の気持ちに正直になりましょう。
どうしても一緒になることがある場合、近くには座らないことと、深酒をしないことです。
参加頻度
こちらは月に1回、もしくは多くても月2回くらいが仕事へ支障をきたさないものと思われます。
頻度も少なめに抑えることも大事ですが、一回行ったら次は必ず断るとかしっかりした意思表示をすることで、断れることができる人間なんだということを相手に示しましょう。
滞在時間
2時間くらいまでがベストです。
それ以上になるとお酒の量も増えますし、飲み会がお開きになるまでその場にいると、二次会に連れていかれる可能性大だからです。
二次会ほど消耗するものはありません。(下手したら終電逃します。)
飲酒量
ほろ酔い程度で抑えるべきです。
苦手な人や人の多い飲み会に参加するときほどお酒の量は多くなりがちです。
お酒は控えめに、食事は積極的に取るようにしましょう。
空きっ腹で飲むと悪酔いしますし、糖はアルコールを分解します。
まとめ
お酒の力を借りてHSPの繊細さを一時的に取り除けたとしても、それがずっと続くわけではありません。
根本的なところは何ひとつ変わってないのです。
むしろ毎回の一人反省会と不安な気持ちで心がいっぱいになります。
楽しいはずの飲み会が、私にとってはただの消耗会だったわけです。
詳しくは書けませんでしたが失敗談も数多くあります。
飲み会が多くてしんどいと思っているHSPさんにこの記事が参考になれば幸いです。
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