こんばんは。ブルです。
あまり書きたくなかったのですが、今回は私が過去受けた職場でのパワハラについて書きたいと思います。
なぜ書きたくないか?
当時のつらかった時期のことを思い出さないといけないからです。
じゃあなぜ書くか?
パワハラに苦しんでいる人にこれ以上がんばってほしくないからです。
なぜがんばってほしくないか?
ではまず私がどんな仕打ちを受けてきたか見ていきましょう。
HSPの私が経験したパワハラ・モラハラとは
私は20代半ばを過ぎた頃に、ホテルのオープニングスタッフとして働くため、その会社に転職しました。
きっかけはホテルを運営する会社のお偉いさんの奥さんと仲良くなったこと。
いわゆるヘッドハンティングされたわけです。
当時田舎に住んでいた私は、ホテル勤務という言葉に華々しさやエレガントさを感じていました。
それもオープニングスタッフですから、ホテルも新築な上に最新。
おしゃれなスーツに身を包み、フロントに立つ自分の姿を想像し、少々浮かれていたのかもしれません。
体育系の運営会社
ホテル運営元の会社はいわゆる土建屋でした。
ホテルを建てるくらいですから地元では名前の通ったそれなりに大きな会社です。
代表の鶴の一声で社員(正社員)のクビが飛ぶことは日常茶飯事、「キミ、もう明日から会社こなくていいよ」という漫画みたいな話が極平然と行われていたのです。
そんな運営会社が初めて始めるホテル事業、失敗が許されるわけがありません。
ホテルの責任者たちも有名なホテルから引き抜きをかけられた人物でした。
この責任者のうちの一人がオラオラ系というかかなりの体育会系で、この後私を苦しめる存在となったのです。
支配人の右腕に
数か月の研修を経てホテルも無事オープンしたのですが、気づいた時には私は上司の右腕となって働いていました。
仕事ができるからというよりは、完全なイエスマンで扱いやすいと思ったからなのでしょう。
HSPの私ですから、体育会系の上司相手に口答えするような真似はできませんでした。
オープンしてわずか半年、私はリーダーに任命され、他のフロントスタッフより一歩上に立つことになったのですが、これが地獄の始まりでした。
カーテンの裏に潜む悪魔
ホテルに来るお客さんからはホテルのフロントしか見えておらず、いわゆる裏方は見えませんよね。
その表と裏はたった一枚のカーテンで仕切られていました。
フロントの裏側がどうなっているかというと、だいたい8帖くらいでしょうか、狭い会社の会議室のようなスペースになっていました。
接客や電話応対で少しでもおかしなところがあった際、そのカーテンの裏で聞いている上司に小声で呼ばれるのです。
そして事務所の奥の方へ連れていかれ、ミスについての説教が始まりました。
顔以外を殴る蹴るは当たり前です。
その殴り方も愛の鞭といったものではなく、嘲笑しながら殴ってくるという身体的にも精神的にもダメージを与えてくるタイプでした。
周囲にスタッフがいる中での罵倒
殴られることよりもつらかったのは、周囲にスタッフがいる前で怒鳴られることでした。
みんなの前でバカにされ、怒られる。
経験のある人ならわかるかもしれませんが、これほどの屈辱はありませんよね。
最低なのが、上司と二人きりでいる時には普通の接し方なのに、周りに人がいる時に限ってあてつけ、見せしめのように怒鳴るのです。
肉体的なダメージよりも精神的なダメージのほうが突き刺さる私にとってはこれをやられるたびに自尊心を失っていきました。
自己肯定感など持てるはずもありません。
プライベートへの介入
上司はギャンブル好きで、休日にパチンコ店に呼び出されることもよくありました。
そのせいで月に6日しかない少ない休みがつぶれた上に、給料も手元に残らないようになりました。
今までパチンコをしたことがなかった私は、これをきっかけに向こう5年近くギャンブル依存症になってしまいました。
また、不倫ばかりしていた上司ですが、不倫相手との食事会に呼び出されることもありました。
自慢話と私を貶める話を交互に行うというような状況でした。
忘れもしないのが、割とおしゃれなイタリアンレストランに呼び出された時の話です。
さすがにこのお店ならパワハラしてこないだろうと安心していた矢先のことでした。
パンをちぎって投げつけてきたのです。それも何度も。
これには唖然としました。
連続30時間勤務の恐怖
身体的に一番きつかったのは、超長時間勤務を強いられたことです。
ホテルですから24時間あいていますし、夜勤のシフトというのは日勤よりも拘束時間が長く設定されていました。
(夜勤明けが休みになるため)
私が夕方から夜勤に入ったある日のこと。
いつもと変わらぬ夜勤をこなし、翌朝帰宅する予定でした。
しかし、帰ろうと思ったところに上司が出勤。
定時が過ぎているのにあれこれと仕事を振ってきます。
周りの責任者たちも見て見ぬふりで何も助けてくれません。
とうとう私は夜勤明けのまま夜10時くらいまで残ることになり、連続30時間勤務になってしまったのです。
残業代などつくはずもありません。
その月の残業時間は過労死ラインと言われている80時間を優に超える120時間でした。
退職を決意させた上司の行動
身体も心もボロボロになっていったわけですが、パワハラはエスカレートするばかりです。
もう耐えられないと思った出来事がありました。
日勤の日に深夜まで残業して、翌朝早朝シフトに入っていることがあったのですが、その日は上司も早朝から出社しており、ホテルの玄関近く作業していました。
当然挨拶しにいくわけですが、その反応が「○ね。○すぞ」(○に入る言葉はお察しください)でした。
睡眠もほとんど取れていなかった私はそこで糸が切れてしまい、その場で「退職します」と伝えたのです。
さすがに上司もまずいと思ったのか、表情を一変させ引き留めようとしましたが、このまま続けたら身体も心ももたないと思い、退職の決意をゆるがすことはありませんでした。
退職を限界まで切り出せなかった理由
パワハラや残業過多と、もっと早くに退職すればよかったのでは?と思われるかもしれません。
私の場合、通常の入社ではなくヘッドハンティングであったのが一番の辞められない理由でした。
パワハラがなくなる日がくるかもしれないという淡い期待
今はこんなにひどい仕打ちを受けているけど、このまま努力して上司についていけば、いつかはいじめをやめてくれるのではないかとの期待もどこかにあったと思います。
飴と鞭の使い分けがすごい人で、パワハラもひどければ、二人きりの時には妙に優しい言葉をかけてくれたりすることもあったからです。
逃げ道がわからなくなる
ではその引き抜きをしてくれたお偉いさんにその上司のことを相談することも考えました。
しかし、相談したとすれば間違いなくそのお偉いさんは私の上司を呼び出して話をすることでしょう。
そうなれば私が告げ口したと思われ、更に風当たりがきつくなるのは目に見えていました。
こんな状況下では退職が最善の道だとわかっていながら当時はその選択がなぜかできず、精神的に上司の奴隷状態になっていたように思えます。
うつ病になる前に退職する
当時の私は今思うと鬱状態にありました。
休日朝目覚めてから数時間ベッドから動くことができなかったり、自暴自棄になって飲みすぎてしまい、救急車で運ばれしまうこともありました。
会社を辞めることは恥ずかしいことではありません。
仕事を辞めて無収入になるより、仕事を続けてうつ病で働けなくなるほうが長い目で見ると大変なことです。
私も仕事を辞めたあと数か月は働くことができず、なぜかその数か月の記憶がなぜかほとんどありません。
それぐらい本来の自分を取り戻すのに時間がかかったということは相当重症だったのでしょう。
あのまま更に続けていれば、最悪の事態を招いてしてかもしれません。
「次の仕事が決まってから」はいつになるかわからない
激務やパワハラにさらされていると、就活にも悪い影響が及びます。
行動する体力がそもそも残っていないかもしれませんし、せっかく転職活動していてもそのような満身創痍の状態を面接官も見抜くことでしょう。
正常な判断力も低下しており、適当な会社を選んで入れたとしても、また退職しないといけなくなっては意味がありません。
メンタルを整え、身体を休ませるためにも思い切ってやめることも必要です。
単発バイトや派遣の日雇いでしのぎながら
今はネットさえあれば明日の仕事を探せる時代になりました。
もし会社を突然辞めることになったとしても、その日に複数の派遣会社や求人サイトに登録しておけば、日雇い案件から短期バイトなどを探すことができることでしょう。
今から備えをしていれば、いざ辞めた時に途方にくれることもないでしょう。
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また、派遣会社であれば、電話などでこちらの意向を伺った上で仕事を紹介してくれるため便利です。
面接にも担当が同席してくれるケースが多いため、安心して臨むことができます。
HSPの私にはまった在宅ワーク
HSPは繊細ゆえにパワハラやいじめの標的にされやすい傾向にあるかもしれません。
私もこの一件があったため、新しい会社、部署などで新しい人と仕事をする際、恐怖心にかられることはよくあります。
いじめられないため、バカにされないため、なめられないために気を一杯に張って仕事をするため、疲れ果てて毎日くたくたになります。
そんな私が今出会ったのが在宅ワークです。
出社は月2回だけ。しかも同僚とずらしての出社のため、会社に着いても同僚は0人。
同僚をライバル視してしまう私にとっては今の会社は楽園です。
限りなくストレスフリーの生活ができているため、興味がある方は以下の記事もご覧になってみてください。
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