こんばんは、ブルです。
唐突ですが、私は「歩きタバコ」からの「吸い殻のポイ捨て」という行為に対してものすごい嫌悪感を抱いています。
通行人が向こうからやってくるのもおかまいなしにたばこに火をつけスパスパ。
わざとかと思うほどすれ違いざまに煙を吐き出してくる人。
わざとかと思うほど自分の目の前でタバコを捨てていく人。
本当にやめてほしいものです。
・歩きタバコ⇒人に厳しい(他者の受動喫煙、やけどの恐れ)
・ポイ捨て⇒地球に厳しい(環境破壊)
・歩きタバコ×ポイ捨て=百害あって一利なし
※歩きタバコは地域によって路上喫煙禁止条例違反、ポイ捨ては法律違反です。
HSPはルール・マナー違反に敏感
今回の記事はタバコのポイ捨てを非難する目的で書いているわけではありません。
HSPの私は他にもモヤモヤすることがたくさんあります。
・満員電車で足を組む人や新聞広げて読む人
・電車でイヤホンからかなり音漏れしている人
・運転中、ウィンカー(指示器)を出さない車
・自転車専用レーンがあるにもかかわらず歩道を走る自転車
・車間距離を詰めたり無茶な割り込みをする車
・傍若無人(人まえをはばからず勝手気ままにふるまう)
・えこひいきをしたり他人と自分とで思いきり態度を変えてくる人
・理不尽に起こり散らす上司
・あいさつをしても無視する人
・明らかに相手が悪いのに謝ろうとしない人
・汚い言葉を多用する人
挙げたらきりがないのでこの辺にしておきます。
かなり偏りのあるリストになってしまいましたが、怒りの沸点が高いものは皆それぞれ違うでしょう。
車ネタが多いのは、私自身よく運転をしますし、「交通ルール」という明確なものがありながら当たり前のようにそれを無視する人が多いからでしょう。
えこひいきや態度を変えるという点でいうと、家族・親族間や職場の上司・同僚がこれにあてはまるかもしれません。
また、単なる定められたルール違反だけでなく、コミュニケーションにおいてモラルの低さや一般常識を欠いた振る舞いにも敏感です。
行為そのものではなくその背後にある悪意に敏感
常に周囲にたくさんのアンテナを張り巡らせているHSPは、日常のルール違反やマナー違反にも敏感であり、見たくないのに嫌でも目に入ってきてしまうのでしょう。
無神経なそれらの行為を見ると、場合によっては心が傷つき落ち込むこともあります。
ではなぜそこまでの影響が及ぶのでしょうか。
それは、行為そのものではなく、行為の背景にある人の悪意を感じ取ったり、その悪意が自分に向けられていると感じると余計に傷つくのです。
受けるダメージが大きい分 正義感も強くなる
私はこういった法律違反、ルール違反、不公平な場面を見ると感情的になるため、HSPは「曲がったことが大嫌いで正義感が強い」人が多いのかなと思っていました。
SNSで見るHSPさんの投稿にも同じくルール違反を嫌う方が多いようです。
それは、繊細で傷つきやすいHSPが人の悪意から受けた精神的ダメージが大きいゆえに、その分正義感として跳ね返っているからだと私は考えています。
不公平・ルール違反に遭遇した時のイライラ対処法
控えめなHSPは、違反行為や不公平と感じることに遭遇しても身をもって注意したり諭したりということが難しい場合が多いでしょう。
人の悪意を受けるだけ受けて内心モヤモヤ、イライラが止まらないという状態になり、ストレスは溜まるばかり。
これだと精神衛生上よろしくありませんので、ここからはイライラの対処法を挙げていきます。
完璧な人間はいない
まず重要なこととして、人間である以上ルール違反や不公平はなくならないという点です。
私もこれだけ書いておきながら、自分で気づいていないだけでどこかで違反を犯しているのは間違いないでしょう。
ということはどういうことかというと、私自身の行為行動発言で、他の誰かが傷ついているということです。
私が「歩きタバコ+ポイ捨て」を苦々しく思っているように、自分も何らかの行動で他の人から苦々しく思われているかもしれないと考えると少し処罰感情が薄まるかもしれません。
洞察力を働かせる
「ルールを守れない人は嫌いです。私は普段ルールをしっかり守ります。でも、今日に限っては〇〇の理由で違反・不公平を働いてしまいました。」
人間ですからその時々で状況は変わりますし、普段まじめな人でも時には違反してしまうこともあるでしょう。
この、「〇〇の理由」をこちらで洞察することで怒りの感情を緩和させることができるでしょう。
特に家族や会社の人間関係から生じるモヤモヤについてはこちらが有効です。
※もちろん違反行為や不公平の内容にもよります。さすがに歩きタバコ+ポイ捨て行為に酌量の余地は微塵も感じれませんが…
文字通り「遠ざかる」
私は昔、歩きタバコ+ポイ捨てをする人を見過ごせず、かといって注意もできないため、その人が通り過ぎるまでわざと凝視していました。
自分がとんでもないことをしているということをわからせたかったのです。
しかし、そんなことをしたからといって歩きタバコ+ポイ捨てをする人がいなくなるわけではありません。
それに、その行為を見るたびにいちいちそれをやっていたのでは自分自身がイライラして疲れるだけですし、場合によっては喫煙者から「いちゃもんをつけている」と余計なトラブルにも巻き込まれるかもしれません。
一番いいのは、物理的に「行為を見ない」ことです。
見続けるからイライラ、モヤモヤ、怒りの感情が発生するのです。
向こうから歩きタバコをしてくる人がいたら道を変えるかその人の反対側に移動し、意図的に目をそらします。
自分の前を歩く人がタバコに火をつけたなら、走ってその人を追い抜くか、道を変えます。
そうすることで、煙を回避したり歩きタバコやポイ捨ての場面を視界からシャットアウトでき、心の怒りゲージを最小限に抑えることができるのです。
同様に、交通ルールを守らない人や傍若無人な振る舞いをする人を目をそらし、距離を取るようにしています。
意図的に無感情になる
しかし、HSPに限ってそういった許せない行為・行動をする人を注視してしまう傾向があるように思えます。
見続けない、かつ無感情装うのです。
そうすることで気持ちを瞬時に切り替えることが重要です。
私はイライラしたら以下のようなことをするように心がけています。
・深呼吸をする
・首を回したり背筋をピンと伸ばして軽いストレッチをする
・好きな音楽を流す
・好きなYouTubeチャンネルを見る
・気分を変えてくれる人に電話をかける
嫌な場面に遭遇した際何を行うかをあらかじめ決めておくことが重要です。
避けて通れない人間関係はどう対処できるか
難しいのは人間関係で起こる問題です。
家族や会社の上司・同僚など、文字通り避けて通れない部分があるからです。
特に職場。
自分にだけ悪態をつく同僚がいたり、上司からの待遇が違う場合などあるかもしれません。
HSPはすれ違う車に対しても悪意を感じ取れるぐらいですから、直接会って話をする相手の感情には特に敏感です。
この場合は先ほど述べた「洞察力を働かせる」こともできますが、ひどく不公平だったり、どうみても悪意にしか感じ取れない場合もあるでしょう。
それが家族の場合はさておき、職場の人間であれば少し距離を置いて様子を見るか、距離も置けない上司などであれば更に上の上司に相談することができるでしょう。
いずれもこちらが行動しないことには改善に期待はもてません。
繊細ゆえに発言力、行動力が控えめというのをわかっていて相手は無神経で不公平で悪意を仕掛けてきている可能性もあるからです。
そういう相手には毅然とした態度で立ち向かいましょう。
行動を起こさずにイライラばかりが募るとけっきょく自分だけが疲れて損をすることになります。
第三者に介入してもらう
行動を起こせないから繊細だと言われたらそこから先何も進まなくなります。
ついには孤立して職場にいづらくなって転職を余儀なくされることもあるかもしれません。
そうなる前にモヤモヤを解決しておけば、私のように転職魔になることもないでしょう。
具体的には、直接モヤモヤを相手にぶつけると口論の元になりかねないという場合は、上司や他の同僚など第三者に話し合いに参加してもらうことです。
直接話し合えない、上司にも相談できない、第三者も無理となったら、外部の窓口にまずは電話で相談してみましょう。
「仕事 相談 無料窓口」などと検索すれば厚生労働省の窓口など様々ヒットしますので活用するのもひとつの手でしょう。
また、職場で行動を起こすためには、ある程度自分に武器があるほうが有利なのは言うまでもありません。
以下の記事では会社での力を磨くための方法を書いていますのでそちらもご覧ください。
行動を起こすことで、「この人への接し方は気をつけないと」と相手に思わせることができれば、今後の抑止力にもなるでしょう。
まとめ
HSPはストレスを感じやすい上に発散もさせにくいことから、モヤモヤが溜まりやすいです。
イライラしないためにできることは場面によってまちまちです。
場面場面で上手に対処して、HSPともうまく付き合っていきたいものです。
※喫煙者を悪くいっているわけではありません。あしからず。
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