こんばんは、ブルです。
上司:「ブルさん、あなたには来週から新しい業務を任せます。やり方は簡単に説明するので、あとはやってみてわからないことが出てきたら都度聞いてください。」
仕事をしていると、上司とのこういうやり取りってよくありますよね。
新しい仕事を任せられることになった時、あなたならどう思いますか?
「自分に新しい仕事を振ってくれた!自分が信頼されている証拠だ!」と喜ぶ人もいる一方、「え?せっかく今やっている業務が慣れてきたのにまた新しいことやるの?どうしよう…自分にできるかな。」と不安を隠しきれない人もいるでしょう。
私の場合は後者で、不安な気持ちの波が押し寄せてきます。
まだ新しい業務に着手したわけでもないのに、業務内容の手順、ルール、やり方について1から10まで把握できていないとソワソワして落ち着かないのです。
また、単なる業務遂行に必要な情報だけでなく、イレギュラーで起こるかもしれないリスク対策にまで思考が及び、上司を質問責めにしてしまうこともあります。
直接口で話すのが苦手なので、チャットで上司に聞きまくって困らせてしまうことも過去ありました。
私としてはあらゆるリスクを想定してしまうので、極端な話、完璧な状態でないとその仕事をするのが怖いと思ってしまうのです。
そんな時決まってこう言われます。
「いや、新しい業務だからそんなガチガチにならなくていいよ。問題が出てきたらその時考えよう。がんばって!」
「(とはいうけど…こんなのでスタートして本当に大丈夫なの?なんか仕事嫌になってきたな…)」
考えすぎてしまうのはHSPの気質のせい
私の場合強度のHSPで、考えすぎてしまう傾向にあります。
新しい業務について上司に質問する内容など、「そこまで先読みするか、我ながらよくもまあこんなにリスクが思い浮かぶな」と感心するほどです。
会社でもリスクマネジメントをしているリスク管理部署のようなところがあれば私の真価も発揮できるかもしれません。
特に「不安なこと」に対して考え込む
例えば家族で旅行に行くとなった時に、計画をしっかり練ってから旅行に行く慎重派と、行き当たりばったりな無計画派が存在することでしょう。
慎重派だと、10分単位で時刻表を作ったり、目的地までの経路や道路状況をマップで事細かに調べたり、ホテルの非常口の場所を調べたりとぬかりがないことでしょう。
考えすぎてしまうHSPの私は当然慎重派かと思いきや、実は後者の無計画派なんです。
仕事に関してはあれほどまでに不安要素を取り除こうと必死に考えるくせに、プライベートの旅行ともなると急に気の抜けたただの繊細な人になってしまうのです。
何が言いたいかというと、私の「考えすぎ」は特に仕事など失敗の許されない不安なことに対してあらわれるということがわかったのです。
旅行で行きたかったレストランが他のお客さんの予約がいっぱいで入れなかったとか、交通渋滞がひどくて行きたかった洋服屋に行けなかったとしても、家族からブーイングをくらうだけで済むため、私にとってはそこまで「不安なこと」には該当しないのです。
心配していたことが起こる確率は低い
冒頭で述べた新業務を任された後の私は、仕事に対してのモチベーションが一気に下がります。
しかし、想定していたあらゆるリスクというものが実際に起こるということは、たいていの場合ほとんどありません。
その時いつもこう思います。
「なんだ、あんなに心配してたのは一体何だったんだ。無駄に消耗したな。」
「心配事の9割は起こらない」という本も出版されているくらいですから、考えすぎのHSPの想定する心配事なら9.9割は起こらないかもしれません。
心配性なHSPに覚えておいてほしい3つの言葉
不安や悩みが全て取り除かれていない状態であったとしても、時間は過ぎて事は運ぶのです。
私は次に紹介する3つのワードを常に自分の心に秘めておくことで、不安な気持ち、心配な気持ちを軽減させるようしています。
非常にシンプルな言葉ですが、この3つの言葉、私が考えたわけではありません。
私が過去勤めていた会社に、仕事がよくできるうえに優しい上司がいて、ものすごく尊敬していたわけです。
その上司の口癖がこの3つのワードだったのです。
そしてその上司は、この3つの言葉をLINEのともだち名の下に表示される一言メッセージ(ステータスメッセージ)のところにいつも見えるようにしていました。
自分でもその言葉を口にしますし、いつも自分の見えるところにワードを置いておくことで、「大丈夫、心配するな、なんとかなる」と日頃から自分に言い聞かせていたのです。
私もふとLINEでそのワードを見つけた時にはなんだか安心感を抱くことができていました。
常に目につくところに置いておくことが重要で、毎回その言葉を目にするたびに自分の中に刷り込まれ、心の中で反復することができるようなります。
そうすることで楽観的とまではいかないものの、心を落ち着けることができるでしょう。
心配のしすぎはストレスを呼ぶ
不安や悩みの多いHSPですが、心配しすぎて寿命が縮むだなんてそんな恐ろしい損をしたくはないですよね。
ストレスは万病のもとというように、ずっと心配な気持ちでいるとやがてそれはストレスとなり、あなたの身体をむしばむかもしれません。
私も仕事のストレスが原因で、不眠や便秘、抑うつ状態に苦しんだ時期もありました。
不安で動けなくなった時の対処法
このように、何かひとつでも不安なことがあるとそのことについてばかり深く考え込んでしまうHSP。
私が実践している対処法は、体を動かすことです。
不安がいっぱいの時は、身体は動いていないけど脳が活発に動いている状態です。
そんな時、考えを切り替えるため物理的に行動することで、気持ちの切り替えを行うことができます。
例えば、
私の場合は職場近所のコンビニやドラッグストアに行ってグミを買うことが多いですね。
外を歩いて外部からの情報をたくさん取り込むことで気を紛れさせることが狙いです。
当たり前のことをいっているように聞こえるかもしれませんが、だまされたと思ってやってみてください。
「出たとこ勝負」くらいがちょうどいい
何らかの問題に直面していて不安な気持ちになるのは当たり前のことですし、目の前の問題を解決するしかありません。
しかし、まだ起こってもいない、起こらないかもしれないリスクや問題に対して過度の不安や恐れを抱くのは、その分無駄な時間を費やしていることになるといえるでしょう。
ただでさえ問題に直面した時の慌てぶりがひどいHSPが、問題に直面する前の想定時点で思い悩んでいいては気の休まる暇などありませんよね。
場当たり的な「出たとこ勝負」の生き方くらいが、心配性なHSPにはちょうどいいのかもしれません。
あなたは明日の仕事が心配ですか?考えすぎて身動きが取れなくなっていませんか?
「大丈夫、心配ない、なんとかなる」
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