こんばんは、ブルです。
人口の5人に1人がHSPと言われ、更にそのHSPの3割がHSS型HSP(人口の6%)と言われています。
HSSは「High Sensation Seeking Test」の略で、刺激追求の意味となります。
私はHSP診断テストで「強度」の結果が出ており、HSS型の診断では20項目中18項目が該当し、ほぼ当てはまっている結果となりました。
HSS型HSPを自覚してから約2年となりますが、あらためてHSS型の診断項目を見直して新たな気づきが得られればと思いこの記事を書くことにしました。
HSS型HSPの診断項目20個に回答
最近ではアドバイザーやカウンセラーといった人たちが、独自の解釈で診断テストを作っているサイトをよく見かけます。
あらかじめお伝えしておくと、私が受けた診断テストの出どころは、HSP提唱者のエレインアーロン博士のホームページ(日本語版)となります。
それでは早速ひとつひとつ項目を見ていきましょう。
薬をやりたい
もし安全なら、未知の新しい体験ができる薬をやってみたい。
High Sensation Seeking Test
YES。
最初の質問が「薬をやりたい」という時点でHSS型はぶっとんでる印象がありますねw
そんな薬があるならやってみたいに決まってるじゃないですか。
しかし「安全なら」というところが味噌で、やはりHSPの繊細さも持ち合わせていますから安全の裏付け(合法というところも含め)がされているものでなければ手は出しにくいのでしょう。
会話が退屈
会話によってはひどく退屈になる時がある。
High Sensation Seeking Test
YES。
特に、自分の理解が追いつかない難しい話であったり、興味のない分野の話をされても頭に入ってきません。
相手からするとその退屈ぶりがすぐにわかるようで、反応が薄いとか、生返事で感情がこもっていないなどと言われることもしばしばです。
話を聞いていて文字通りあくびが出てしまうところは本当に直したいものです。
HSPは他人を邪険にできないので、空気の読めない人の興味のない話を延々と聞かされたりすることもあると思いますが、HSSにとっては苦痛以外のなにものでもありません。
新規開拓大好き
行ったことのある好きな場所にもう一度行くよりも、好きにならないかもしれないけれど知らない場所の方へ行ってみたい。
High Sensation Seeking Test
YES。
「新規開拓」という言葉が大好きな私です。
例えば飲食店ですが、もちろん好きでリピートする店もないわけではありませんが、基本はまだいったことのないお店に行きたがります。
「もしかしたらそこに自分の出会えていないもっとおいしいグルメがあるんじゃないだろうか!?」という心の内があるからです。
ただその反面、自分が落ち着ける自分の居場所とできるような行きつけのお店があればいいのにという思いもあります。
よく数十年も同じ店に通い続けている超リピーターの人とかいますけど、自分の居場所を見つけられているようでうらやましいです。
HSSには叶わぬ願いなのでしょうか。
スリルのあるスポーツをやりたい
スキーやロッククライミング・サーフィンのようなスリルのあるスポーツをやってみたい。
High Sensation Seeking Test
YES。
(ロッククライミングは怖いですが…)
スリルの味わえるスポーツはもちろんのこと、格闘技にまで興味があります。
HSPは繊細ですから、特に男性であれば格闘技で肉体と精神面を鍛えて他人から舐められたくないという気持ちが強いです。
スポーツに限らず登山とかキャンプなどのアウトドアも好きですし、遊園地にある絶叫マシーンも怖い怖いと言いつつ乗るタイプです。
家にずっといるとイライラ
長い間家にいるとイライラする。
High Sensation Seeking Test
YES。
これは大いに当てはまります。
休みの日に一日家で過ごした時は、自分の人生終わってるんじゃないだろうかと絶望するほどです。
心境としては、その日一日家にいることで、外で味わうことができる楽しみ・喜びを得そこなっているんじゃないかと損をした気分になるとでもいいましょうか。
なので特に目的もなくドライブしたり、買うものもないのにお店に出かけたりするなんてことは日常茶飯事です。
一日ショッピングモールぐるぐる回って結局何も買わずにご飯だけ食べて帰ることもざらにあります。
待つのが苦手
何もせずにじっと待っているのは嫌い。
High Sensation Seeking Test
YES。
これは誰だってそうなのでは?と思いましたが、「何もせずに」というところがポイントでしょう。
「退屈を嫌う」という意味で何もせずに待つのが嫌いなのでしょう。
「何もせずに」ですから想定外の待ち時間が発生した時、かつ手持無沙汰で退屈しのぎにならない時に苦痛を感じるのは確かです。
ただ、今はスマホを肌身離さず持っていることがほとんどなので暇つぶしに困るということは昔に比べると無くなったと思います。
そのせいか私はトイレでスマホを見たり本を読んだり(汚くてすみません)、風呂場にスマホを持ち込んで動画や音楽をするのが日課になっています。
同じ映画は見ない
同じ映画を二度見ることはめったにない。
High Sensation Seeking Test
YES。
例えば映画館で映画を見てよかった!となりますが、一回見たら満足してしまってDVDを買ったり借りてまで見ることは非常に少ないです。
また、テレビで放映されるときには無料なのに見ないです。
二回目を見るときというのは、家族や友人に見せてあげたいという思いから、もう一回一緒に見ることはあります。
なのでこの映画が好きで何十回、何百回見てます!なんて人がたまにいますが、理解に苦しんだり、その没頭力はうらやましくさえ思います。
まさにHSSの「広く浅く」を表している項目だと思います。
新しいことをするのが楽しい
あまりやったことのないことをするのが楽しい。
High Sensation Seeking Test
No。
私はどちらかというとやったことがないことに関しては億劫になることのほうが多いですね。
ルールややり方を一から覚えなければいけないことを面倒くさいと思うからかもしれません。
それとも歳のせいかもしれません。若い頃はもっとバイタリティにあふれていたような…
気になってしょうがない
もしなにかめずらしいことを目にしたら、わざわざ寄り道をしてでも確かめに行く。
High Sensation Seeking Test
YES。
例えば外で人だかりができていたら何をやっているのか確かめにいってしまいます。
お店や電車で変わった人がいたらずっと目で追ってしまいます。
野次馬根性という好奇心からなのでしょうか。
周囲へのアンテナがたくさん立っているのでそういう場面や人を見つけるのに敏感なのでしょう。
そしてお節介なのかお人よしなのかわかりませんが、そういう状況に介入したくなる自分がいるんですよね。
助けてあげたい!みたいな変な正義感が内から湧き出てきます。
友人すらも飽きる?
毎日同じ人たちと一緒にいると飽きてしまう。
High Sensation Seeking Test
YES。
私の場合、交友関係は広く浅いです。
八方美人タイプで、敵は作らずとりあえず誰もかれも友達になります。
よく会社などで毎日毎日来る日も来る日も同じメンバーで昼食などに出かけている人をよく目にしますが、私の場合、同じ人と毎日だと話のネタがつきて正直しんどいです。
それならまだ一人でいるほうが自分のメンタルも落ち着かせることができるのでいいですね。
同じ友人と交流過多になるのではなく、違う友人とバランスよく交友しようとするのは、新鮮さ(新しい会社でのネタなど)を欲しているのでしょう。
たまに会うことでお互い新しく仕入れた情報のやり取りができるため、会話にも困りませんし、より刺激のある時間となるからです。
予測のつかない行動を取る
君のやることは予測がつかないと友人たちに言われる。
High Sensation Seeking Test
YES。
その根底には「相手を驚かせたい」とか「一目置かれたい」という思いから、突拍子もないことを思いついたり実際に行動に移したりするんだと思います。
私の場合は、「自分はこんなにおもしろい人間なんだよ」、「他の人とは一味違うよ」というような承認欲求の強がそうさせているのでしょう。
冒険大好き
知らない場所を探検するのが好き。
High Sensation Seeking Test
YES。
先の項目で新規開拓大好きとお伝えしたように、文字通り未知の道を開拓するのも好きです。
少しお出かけするのにも、駅までの道のりを毎回知らない道に変えたり、車を運転していても通ったことのない道路を進みたがる傾向がありますね。
こんなに外が好きなHSSですから、家でじっとしていることが苦痛なのも納得がいきます。
ぶらり途中下車の旅とかものすごく憧れます。
ルーティンが守れない
日課はもたないようにしている。
High Sensation Seeking Test
YES。
(ちょっとニュアンスは違いますが…)
私の場合、日課をもたないようにしているのではなく、むしろ日課を設定したがります。
例えば、毎日ストレッチはこれをやって筋トレはこれをやって、ブログを一記事書いてなんてことを決めるんですね。
スマホのメモ帳にも毎日のルーティンワークなどと称してやることリストまで作って記録してるんですよ。
でも、三日坊主で終わることが多いんです。
アート(芸術)に感動する
強い体験を与えてくれるアートに惹きつけられる。
High Sensation Seeking Test
YES。
アート、つまり芸術をどこまでの範囲と捉えるかは個々で違うと思っています。
美術的なものだけでなく、映画や音楽など幅広い意味で捉えた上で惹きつけられます。
映画ではものすごい高揚感が得られますし、音楽では没入感を持って聴き入ることができます。
気分をあげてくれるものを好む
気分を高揚させてくれる物質が好き。
High Sensation Seeking Test
YES。
例えば覚醒作用のあるカフェインがたくさん含まれたコーヒーであったり、ほろ酔いでいい気持ちにさせてくれるお酒などもこれに当てはまるでしょう。
音楽に没入できるのもHSPならではといえますが、HSSだからか激し目であげあげな音楽(ハードロック、パンク、メタルなど)や、賑やかな曲(クラブミュージック)も好きですね。
同じように音楽が好きだ!という方がいたら下記の記事もご覧ください。
ぶっとんだ人が好き
思いもつかないようなことをする友だちのほうが好きだ。
High Sensation Seeking Test
YES。
本来どちらかというと保守的なHSPですが、HSSに関しては刺激を求めるので、私の場合おもしろい話をしたり変わった行動を取る人に惹かれる傾向があります。
普通では物足りないHSSの好奇心を満たすために自分からそういう人たちに近づいていきます。
よく妻から「あなたの友人は変な人ばっかり」と言われるのはHSSが関係していたんですね。
知らない場所に行きたい
新しい知らない場所へ行ってみたい。
High Sensation Seeking Test
YES。
何なら日本一周(全都道府県制覇)したいと思っているくらいです。
よく自転車やバイク、車で日本一周している人がいるようですが、すごく気持ちわかります。
その時間と金銭的余裕さえあれば自分もやります。
海外に行きたい
もし旅行に行くお金があったら外国へ行きたい。
High Sensation Seeking Test
YES。
私は田舎生まれ田舎育ちですが、都会へのあこがれから大人になって上京しました。
10代などのもっと早い段階で都会を知っていたら、海外に進出していたと思います。
今は家庭があるので現実味がないですが、それでもあきらめているわけではありません。
何かきっかけがあれば海外に行くのも悪くない人生だと考えています。
探検家になりたい
探検家になってみたい。
High Sensation Seeking Test
YES。
毎日同じ職場、同じ仕事だと人生おもしろくないと感じている私ですが、探検家になれば毎日いろんなところに出向くことができ、飽きるということがないので非常に魅力的です。
探検家とはちょっと違いますが、昔は長距離トラックドライバーに憧れたものです。
(大型免許持ってるものの今は怖くてなろうと思いません…)
今でもフィールドワークで現地に赴いて調査するといった仕事に憧れています。
ブラックジョークが好き
誰かが性的なジョークを飛ばしたり、性的なことを口にして、みんなが気まずそうに笑うような時でも、自分はそれを楽しいと感じる。
High Sensation Seeking Test
No。
面白いと感じることはありますが、みんなが気まずそうに笑うような時は誰よりも気まずそうにしている(場の空気を読めすぎてしまうため)ので回答はNoとしました。
まとめ
あらためて20項目を考えてみましたが、初めてやった時と結果は変わりませんでしたね。
やはり特徴としては飽き性、退屈嫌いが強く表れているように感じます。
それが自分の趣味の範疇などであれば問題ないのでしょうが、人間関係にまで飽き性が及んでいるというのは生きづらいところでもあります。
自分としてはそういうところは短所として認識していて、もっと狭く深い付き合いをしていきたいのにというのが本音ではあります。
ないものねだりですかね。
この気質を肯定的に捉えることができるよう日々考えていきたいと思います。
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