過払金のCMがウザい!詐欺?元事務所員が語る契約費用の怪しい実態

HSSの気まぐれコラム

こんばんは、ブルです。

「消費者金融からの借金や使っていたクレジットカードから現金が戻る可能性があります。今すぐお電話ください。」

というようなCMを耳にされたことはありますか?

これはいわゆる過払金返済手続きの宣伝です。

過去消費者金融や信販会社(カード会社)からキャッシングやカードローンで借入したお金で法定外の利息が請求されていた時代があり、その払いすぎていた利息(過払金)を取り戻す手続きを弁護士や司法書士が行っているというものです。
※銀行からの借入、ショッピングリボは返金対象外

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詐欺?こんな事務所は要注意!気をつけたいポイントは?

私は弁護士でも司法書士でもありませんが、過去に大手の士業事務所で働いていたことがあります。

どこの事務所で働いていたかはお伝えできませんが、法律を扱っている士業事務所が行っていることですから堂々と詐欺行為をCMで流すということはありえないでしょう。

詐欺でないのであれば、あとは契約書に書かれている内容が全てになります。

過払金請求で依頼する事務所を間違えると損をすることになりかねません。

※注意喚起の記事となり、特定の事務所をおすすめする記事ではありません。

CMばかり流している大手事務所

テレビやラジオで事務所の電話番号を連呼している業者がいます。

CMをたくさん流しているということは、その分莫大な広告費をかけていますから、当然依頼する側の費用は高くなります。

その広告費用たるや恐らく月に数億円規模でしょう。

考えてみてください。
異常な広告費をかけている大手事務所に過払金の返金を依頼しようが、一切CMも流していない個人事務所に頼もうが、過去に払い過ぎた利息の金額が変わることはないですよね。

取り戻しの実績がたくさんあるからとか、他より交渉力があるからといって大手に頼む必要もありません。

なぜなら法定外の利息を請求していた消費者金融や信販会社が悪いのであって、払い過ぎていた利息については法的に取り戻す権限があります
※基本的に支払いが終わってから10年過ぎると時効で取り戻し不可。

当たり前のように法に則って事務的に取り戻していくだけの手続きですから、それを大手がやろうが個人規模でやろうがそこに大差は生じないでしょう。

この莫大な広告費のしわ寄せは、必ず過払い金を取り戻せた人たちから費用として吸い上げられることを覚えておきましょう。

着手金なし!完全成功報酬の裏

要するに、過払金を取り戻せた時だけ費用をいただきますよというお話です。

一見すると聞こえはいいかもしれませんが、結論からいうと客寄せのためのうたい文句でしかありません。

そのように書くことで気軽に問い合わせをさせるようにしているのです。(営業手法としてはよく使われます。)

実際には返済が終わってから10年が経つと時効が成立して過払金請求ができなくなるため、無料調査のみで終わる人が多数います。

ということは、この成功報酬体系のせいで事務所側のタダ働きが発生しているわけです。

では事務所のタダ働きのしわ寄せはどこに行くか?

当然過払金を取り戻せた人たちに及びます。

本来たくさん手元に戻るはずだった過払金が、事務所の費用が高くてちょっとしか戻ってこなかったということにならないよう業者は慎重に選びましょう。

ホームページに費用が書いていない業者

やはり気になるのは事務所に依頼した時の費用です。

なかには「着手金なし、初期費用なし、成功報酬のみです。」とうたっている事務所もあります。

しかし、肝心な成功報酬がいくらかかるのかについてはホームページや広告にも載っていない事務所は要注意です。

気になる費用は?

私のいた事務所では、ホームページに細かい費用は載っておらず、着手金なし等いいところばかりを強調していました。

しかし、現実には取り戻せた過払金の25%以上も取るあげく、更に諸費用で5万円以上もかかるという設定でした。
※訴訟(裁判)を起こすとなると更に5万円以上追加費用必要

例えば過払い金の総額が10万円あったとしましょう。

仮に歩合報酬が25%、諸費用が5万円だったとします。

すると費用を差し引いて手元に戻ってくる過払い金は、たったの25,000円です。

残りの75,000円は全部事務所に持っていかれるのです。

これを見ていただければ事務所費用がいくらなのか、下調べが重要なことがお分かりいただけると思います。

ちなみに私のいた事務所はこれより更に高額な報酬を取る会社でした。

逆に費用を細部までホームページに記載している事務所は安心できます。

費用を掲載している事務所はいずれも私がいたところよりも費用が安い傾向にあり、例えば成功報酬3万円、歩合20%など、わかりやすい料金設定をしているところが多かったです。

費用をちゃんと書いていないところは高いと疑ったほうがいいでしょう。

コールセンターに予約の電話を入れる際に料金詳細を教えてくれないところは更に怪しむべきです。

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口コミ評価の低い事務所

めぼしい事務所が見つかったら、まずはネット検索しましょう。

Googleやヤフーの検索で、例えば「新宿 〇〇事務所」などと検索すると、検索結果に写真付きで会社の情報が上の方に表示されます。

そこで必ずといっていいほど投稿されている口コミを見てみましょう。

実際手続きをした人たちの生の声が聞けるので、この事務所に任せていいかどうかの判断基準になります。

出張相談会をしている事務所

大手の事務所になってくると、どこかしらの会場を借りて全国規模で過払金や債務整理(借金整理)の相談会を開いています。

そうすると当然かかるのが出張費用です。交通費や働く人たちへの出張手当という名目ですね。

私がいた事務所だと、成功報酬で出張費用を一人のお客様から数万円も取っていました。

そう考えると費用負担の少ない地元の事務所を探して依頼したほうが、出張費用もかからず安く済むでしょう。

弁護士事務所と司法書士事務所、どちらを選ぶべきか

取り扱える金額が、司法書士だと一社につき140万円までと決まっています。

一方弁護士は費用の上限関係なく取り扱えます。

つまり、過払金が140万以上あった場合には司法書士では手続きができず、けっきょく弁護士事務所にいかなくてはならず二度手間になります。

おすすめは大手の事務所サイトをのぞいてまずはメールや電話で過払い金がいくら戻ってくるかの無料診断を行います。

ネットで「弁護士事務所 大手」とか、「司法書士事務所 大手」などと検索すれば、日本の中央的存在の事務所がヒットすると思うのでまずは大手の相場を調べましょう。

そこにシミュレーションを依頼した結果140万以上戻る可能性があると伝えられた場合、司法書士事務所よりも弁護士事務所へ相談されたほうがいいでしょう。

相見積もりを取ることができない

契約する前に他社の見積もりを取るのは普通ですが、これが過払い金の手続きになると相見積もりを取るということができません。

手続き(契約)に入ると、他の事務所は介入できないようになるのです。

私がいた事務所では契約書を書かせる直前まで金額を説明せず、後に引けないような状況を作り出していました。

費用を聞いて少しでも高いと感じたら契約をその場でしないことをおすすめします。

過払金の返金手続きデメリット

また、過払金の返金手続きにはメリットばかりではありません。

いくつか注意しなければならない点があります。

手続きするカードは解約、再契約不可

手続きをするカードを今使っている方だと、今後使えなくなります。

ポイントなどがある場合は、使い切ってから依頼されたほうがいいでしょう。

更に今後、そのカード会社で新たにカード作ったりということはほぼ不可能になります。

とはいってもカード会社は腐るほどありますので1社2社付き合えなくなってもそこまで困ることはないでしょう。

場合によっては信用情報に影響が出る

過払金手続きをすると、完済状態であれば信用情報に載らないものの、借入が残った状態で手続きに入ると、過払い金が借金に充当され、いわゆる借金整理になりブラックリストに載ります。

ブラックリストというものは実際には存在しませんが、事務所が借金整理に介入した事実は信用情報に載ります。

信用情報に載ることで以下の影響が一定期間出る可能性があります。

・新たにお金が借りられない
・ローンが組めなくなる
・手持ちのカードがすべて使えなくなる(更新不可)
・カードを作る時の審査が通らない
・保証人になれない

今のご時世クレジットカードが使えないというのは非常に不便です。

信用情報に影響が出るということであれば、以後は銀行口座から即決済のデビットカードを使っていくといいかもしれませんね。
※デビットカードは銀行口座を持っていれば審査なしで作れることがあります。

また、借金が多く残っている状態かつ返済状況が思わしくない人に関しては、借金整理をせずに過払金の請求だけをする(業界用語でいうつまみ食い)ということが業界全体でNGのようです。

ですからそのような状態にある人で事務所で手続きを進める場合、基本信用情報への影響は避けられないでしょう。

ただ、本当に現在の借金返済が苦しい状態であれば、利息のカットや分割返済をうまくやってもらえるので債務整理も含めて依頼することも検討したほうがいいでしょう。

家族や配偶者にばれる可能性がある

家族にもバレずに手続きできます!などとうたっている事務所は多いですが、絶対バレないという保証はありません。

本人と連絡が取れなくなったりすると、住所あてに書面送付されたり、直接訪問されることもあるからです。

また、信用情報に影響が出る場合、今まで使えていたカードを一切利用できなくなったり、保証人になれなくなることで家族が異変に気づくこともあるでしょう。

「バレないから安心して」という言葉を鵜呑みにしないようにしましょう。

まとめ

過払い金の相談に来られる方は中高年の方ばかりです。

今の若い方たちだと法定利息での貸し付けに切り替わっているため、そもそも利息を払いすぎているということもないからです。

つまり、この過払い金返金事業というのはそのうち頭打ちになります。

なのでどこの事務所もこぞって客の奪い合いをしているのです。

この必死な競争に乗っかっていない事務所こそが、費用を安く抑えられる業者なのかもしれません。

いずれにせよ、ホームページへの費用記載、ネットでの口コミ評価、不安な点を電話で確認した上で納得できる事務所を選ばれることをおすすめします。

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