こんばんは、ブルです。
「為せば成る」
行動しなければ結果が出ない、やればできるという意味合いですが、短い言葉で説得力があることから、この言葉を座右の銘としている人も多いです。
一方で、「なるようにしかならない」という言葉もよく耳にしますよね。
「大丈夫、なるようにしかならないんだから」と、不安な気持ちを抱いている人を落ち着かせるために使われることが多いように思えます。
繊細で疲れやすいHSPにとってみれば、この「なるようにしかならない」という言葉は心に余裕を持たせるため上で大事なものだと私は考えます。
なるようにしかならないは決して後ろ向きな言葉ではない
「為せば成る」のほうが前向きで、「なるようにしかならない」は後ろ向きな発言に取られがちですよね。
なるようにしかならないが使われるシチュエーションを考えてみましょう。
運任せの要素が強い場合
「なんだかんだどうにかなるんだから、がんばったってしょうがない」のような神頼み的な意味合いで使われることもあるからです。
この場合は聞いている側からすると、努力が欠けている、無責任だと思われてしまうかもしれません。
努力してもどうにもならない場合
自分の力ではどうにもならない場合に使われることもあります。
- 学校入試、資格試験、就職試験・面接の合格発表までの時間
- 家族が病気で入院している時
- 仕事でミスをして上司や得意先に報告・謝罪をする時
このようなケースは誰しもが経験したことがおありでしょう。
一見すると学校入試などは自分の努力が関係するだろうと思われるかもしれません。
落ちるわけがないと思えるほどの努力で不安を取り除くことができると考えるかもしれません。
しかしそこが普通の人とHSPの違うところなのです。
HSPは常に不安がつきまとう
次に、HSPの不安な気持ちがどれほど強いかについて考えます。
学校入試の前や、合格発表までの時間不安になるのは当然のことですが、HSPの場合はそのような重大イベントがなくとも、同じような感覚の不安が毎日襲ってくるのです。
例えば、以下のような例があるかもしれません。
- 明日仕事で嫌な上司に怒られるかもしれない
- 交通事故にあったらどうしよう
- 地震がきたらどうしよう
- 飼っているペットが死んだらどうしよう
考えてもどうしようもない場合が多い
たらればの不安に日々悩まされるほどにHSPは気が小さいのです。
ですからそういった場合、考えても無駄なことがほとんどですから、心の中で「なるようにしかならない」と言い聞かせることで自分を落ち着かせましょう。
例えば仕事や職場での人間関係のケースで考えてみてください。
不安で不安で前日も眠れないほどだったけれど、いざ当日を迎えてみると全然たいしたことなかったという経験はないでしょうか。
具体例で考えてみましょう。
ある日仕事で資料作成を上司から頼まれ、提出しなければならない時があるかもしれません。
提出期限の前日、出来上がった資料を上司に見せたらどういう反応をするだろう?
出来が悪く怒られるかもしれないと不安がり、夜遅くまで資料を眺めたり、手直ししたりするかもしれません。
提出日当日、上司に震える思いで資料を見てもらったところ、「まあこんなもんかな」と言われすんなり事が進みます。
その間わずか3分。
この3分のために前日不安でずっとそのことしか考えられなかった自分は何だったんだろうと後悔します。
そしてあくる日、上司から新たな資料作成の仕事が降ってきます。
作成者はまたもや同じ不安にかられ、眠れない夜を過ごします。
HSPはこの繰り返しです。
心配性なHSPには楽観的な思考が必要
せっかく今日の仕事が終わったのに早くも明日の仕事が不安でしようがないと考えている人は、楽観的な思考を持ちましょう。
時は必ず流れます。嫌でも時間はすぎるのです。
私の場合仕事場に着いた瞬間こういったことを考えています。
- 退勤までのカウントダウンが始まった、あとは嫌でも時間は過ぎる
- 上司や得意先に怒られようが死ぬわけではない
- 8時間後には家でビールを飲んでいる自分を想像する
- 帰宅したらあの映画(アニメを見よう)
そのように考えることで、たとえ嫌な仕事や上司がいたとしてもずっと不安を抱えて仕事をするより幾分気が楽になるからです。
ここでのポイントは、その日の楽しみを思い浮かべることです。
週末に楽しみがあってそれに向かってがんばるというのもありですが、先が長いとめげてしまうかもしれません。
明日のことは考えない
普通の人でさえ、このご時世ですから将来のことを考えると不安だと思う人は多いです。
であれば明日のことを考えるのはやめましょう。その日を精一杯努力しましょう。
ここでいう「明日のことは考えない」は現実逃避のことではありません。
HSPにとっての体力の温存です。
考えてもどうしようもならないことに意識が反らされ、疲れ切ってしまうことのないようにするためです。
明日を不安に思ったなら、「なるようにしかならんさ」と心の中で自分に言い聞かせ、その日できる楽しいことに思考を巡らせましょう。
それでも尚いやな上司のことが頭から離れないなどということがあれば、その時はいつでも転職できるという気構えでいましょう。
そして実際に仕事を変えてみるのもありです。
努力で不安が取り除けないのがHSPです。
生まれ持った特性なのですから、それは気合いや根性でどうにかなるものではありません。
そこは素直に受け入れるしかないのです。
まとめ
この記事を私は誰のために書いているかというと、他ではない自分に対してです。
私もHSPであり、日々不安との闘いです。
不安でい続けなければならないことほど不幸なことはありません。
少しでも前向きになれるよう、このように文章でアウトプットすることで、自分に言い聞かせているのです。
「大丈夫。今日もなんとかなったから、明日もきっとなるようになる」
コメント
このブログを毎日読んで少し元気になれます。
不安で心配で張り裂けそうですが今日も終わった、明日もなんとかなる!口癖になんとか毎日を過ごしています。
勇気をくれてありがとうございます。
つかゆうさん初めまして!ブログを読んでいただきありがとうございます。
私もメンタルが不安定な時は、「明日の仕事が死ぬほど嫌だけど、本当に死ぬわけじゃない、時間は勝手に過ぎていく」と言い聞かせてます。
つかゆうさんの心がどうか少しでも安定しますように…