こんばんは、ブルです。
会社のミーティング中の一コマ。
「A君、昨日作ってくれた資料、すごくよかったよ!」
「本当ですか!?ありがとうございます!」
(うわ、A君ほめられてる…。どうせ私は仕事ができない人間ですよ。いや、待てよ。私はA君より経験豊富だし資料作成も上手なはず。てか資料作成のアドバイスしたの私なんですけど?なんで上司はもっと私を褒めてくれないんだろう…。A君、今度仕事でミスしないかな…)
はい、私かなり病んでますね。
会社にいる時の私はいつもこんな感じです。
自分ってやつは最低だなといつも自己嫌悪に陥るのですが、気づいたら心のうちはこういう感情でいっぱいになっちゃってることがあるんですよね。
「あ!私も同じ!」と思った方、そもそもあなたには会社員が向いていないかもしれません。
今回はその理由について考えていきたいと思います。
なぜ人は他人をライバル視するのか
この会話の一コマで何がよろしくないかというと、会話のやり取りに私が一切関与していないことです。
上司と部下の会話をただ横で聞いていただけ。
ただそれだけなのに、私は自分が卑屈になって下記のような感情を抱いてしまうのです。
最後のは気にしないでください。(ちょっと文字で遊んでしまいました。)
記事のタイトルには「ライバル視」という表現をしているのですが、ここまで負の感情を抱くということは、それはもはやライバル視を通り越して敵視してしまっているのです。
こういう感情ほど惨めなものはない、こんな性格捨て去りたいと願ってはいるのですが、気づいたらこういう思考になってしまっているんですよね。
優越性の追求
人間は基本的に成長意欲を持っていて、向上心を持って生きています。
しかし、それが行きすぎるとどうでしょう。
勝ち負けで物事を判断するようになり、あの人は自分より上、あの人は自分より下と格付けを施すようになります。
そうなると人は尊大になり、自分の考えはすべて正しい、あの人は間違っていると他者を批判し、他人を信頼できなくなるのです。
縦社会に住んでいる私たちは、自然とそのような考え方になりがちです。
激化する競争社会
良くも悪くも勤続年数が長い人が優位に立つことができた年功序列の時代と比べ、今では実力主義の企業が増えてきました。
仕事のできない人は罵られ、左遷され、リストラされたりと淘汰される世の中になったのです。
30代40代の社員が20代の上司の元で働くなんてことも珍しくなくなりました。
年下の上司に馬鹿にされたくない、同僚よりももっといい成績を!と言って、息つく暇もなく一日中緊張状態で過ごしている人が多いのです。
会社の社長や上司は切磋琢磨という言葉の意味を履き違えて使い、煽りに煽って社員同士を競わせているのです。
会社を国に例えるなら、国内で内部紛争が起きているのと一緒です。
そんな状況を考えると、同僚や上司を仲間と考えるより敵と考えてしまっても無理はありません。
競争社会を少しでも楽に穏やかに生きる
ただでさえきつい仕事をこなさなければならない上に、本来仲間であるはずの社内の人間とぎすぎすした関係になるというのは本当につらいことです。
人生の大部分は働く時間が占めています。
その仕事を有意義で満ち足りたものにするために何ができるでしょうか。
競争から身を引く
他人は自分が思っている以上に私のことなど考えてはいません。
みんな自分のことで精一杯で、あなたが思っている以上にあなたのことを考えている人などまずいないでしょう。
つまり、競争がつらいと思っている人は自意識過剰に陥っている可能性があります。
そういう場合、他人と比較したり闘争心を燃やすのではなく、競争から身を引くことです。
どんなに会社や上司が自分を煽ってこようが、自分のスタイルを貫き通しましょう。
同僚が自分より先に昇進しようが上司に褒められていようが、自分は自分の仕事を精一杯こなすことだけに注力していればいいのです。
私は正社員を辞めるという選択を行いました。
正社員を辞めても変わらなかった
私はパワハラ上司がいてノルマの厳しい正社員を辞めて現在派遣の仕事に転職をしました。
正社員はノルマが厳しかったり、周りも昇進するためにあの手この手を尽くしている人たちばかりだったからです。
派遣では在宅ワークという煩いの少ない環境も手に入れられました。
一緒に働く同僚も少なくなり、メンタルが安定したのは間違いありません。
しかし同時に別の問題にぶつかりました。
それは、契約更新されなかったらどうしようという不安です。
派遣の場合1ヶ月とか3ヶ月単位で契約更新が訪れるため、更新時期がくるたびに自分はこれからどうなるのだろうとびくびくするのです。
その不安がどこに現れるかというと、同じく同僚の派遣社員とのライバル心に火がつくのです。
ここにいる人たちに仕事で負けてはいけない、なんとしてでも自分は生き残りたい、上司から気に入られなければ!という気持ちから、けっきょくは正社員の時に抱いていた悪感情と同じ感情をぶつけてしまうようになりました。
ですから、人のたくさんいる大きな会社にいようが、少人数の会社で派遣やバイトで働こうがこの競争心を完全になくすことはできないのです。
私の選んだ道
最終的に私が選んだのは、派遣の仕事をしつつ副業(ダブルワーク)をする生き方です。
私のしている副業は自分だけの力で稼ぐものなので、他人が介入してくることもありません。
目標は、面倒な人間関係やいらぬ競争から受けるダメージを減らし、穏やかに暮らすことです。
この私の選んだ道についてもう少し詳しく書いた記事があるため、興味のある方は下記もご覧ください。
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