【身体醜形障害】容姿・外見コンプレックスの成れの果て

鏡を見ながら髪をとく女性HSSの気まぐれコラム

こんばんは、ブルです。

子どもだろうが大人だろうが外見のコンプレックスというのは誰しもが持っているものですよね。

特に、顔のパーツ、体型、頭髪に関して悩みを抱えている人が多いようです。

もう少し細かく見ると、以下が挙げられます。

身長・体重
頭、顔の形・大きさ
目が一重・二重
鼻の形・大きさ
口の形・大きさ
耳の形・大きさ
顔にできたニキビ・ほくろ・そばかす
薄毛
首の長さ
姿勢
顎の形
歯の生え方
骨格の形
足の長さ・太さ
筋肉
体毛
胸の形・大きさ

私も10代後半から20代前半にかけてこの外見のコンプレックスに相当悩まされました。

例えば、当時の私のコンプレックスはこんな感じでした。

太っている
なで肩
猫背
目が一重
鼻が高い
手と足の体毛
顔のニキビ・ほくろ

こういった外見に過度に敏感になり、周囲から見て自分はかっこ悪い人間だと落ち込んでいました。

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外見を重要視する風潮

テレビや雑誌では容姿端麗な芸能人がもてはやされ、一方お笑い芸人たちのコントでは他社の容姿をいじることで笑いを取っています。

このような外見重視の風潮が強い日本ですが、真っ先に影響を受けるのは若者です。

とかく若い人というのは他人の外見をいじりたがるものです。

自分の容姿を引き合いに出され笑いのネタにされた結果、当人は深く傷つき頭の中に記憶として残り続けます。

思春期に言われた場合であればなおさらのこと頭から離れないことでしょう。

それが日に日にエスカレートすることで、「障害」へと繋がるのです。

身体醜形障害とは

身体醜形障害あるいは醜形恐怖症とは、極度の低い自己価値感に関連して、自分の身体や美醜に極度にこだわる症状である。実際よりも低い自己の身体的なイメージが原因である。俗に醜形恐怖また醜貌恐怖とも呼ばれる。自殺率は非整形経験者の45倍と非常に高い。

身体醜形障害-wikipedia

自分の容姿への深いコンプレックスにより、実際には自分の外見が正常であるにも関わらず、極端に自己評価が低いのです。

症状

自分の外見・容姿にあまりにこだわるあまり、一般的に以下のような症状が現れます。

評価が低い部分を鏡を通して何度も見る
自分が映るもの(鏡の役割を持つ)を見る
写真を撮られるのを嫌う
自分と他社を比較して劣等感を抱く

私の場合の症状は以下のようなものでした。

家にいる時は事あるごとに洗面所へと向かい鏡を見続けた
風呂場でさえ鏡から目を離さなかった
美容室・床屋に行くのが嫌だった(ずっと鏡の中にいる醜い自分と対峙しなければならなかったため)
証明写真機で自分の顔を直視すると顔が引きつり撮るのに難航した
食事中、スプーンに映りこむ自分を度々見ていた
自動車や建物の窓ガラスに映る自分を必ずチェックしていた
自分の影すらもひたすら追いかけた
正面顔が嫌いで横顔を見せるようにしていた
ほくろの多い顔の右側を見られるのが嫌で左側を見せるよう気を付けていた
車のバックミラーで自分の顔を見るのが怖かった
顔がひきつった
誰かに見られると過度に緊張する(視線恐怖)
目が死んでいた

私はこれらの症状が無意識のうちに現れていました。

自分を見た時、自分にとって望ましく映っていた場合は気分も上がりますが、大抵の場合はイメージと違いひどく落胆していたのを覚えています。

特に、ぼんやり映るもの(影やスプーン)に関しては自分がよく見え、逆にはっきりきれいに映るもの(近くから見る鏡や証明写真機等)は醜く思えました。

男なのに鏡に夢中な私を見た親から「ナルシストなの?」と言われても、思春期、青年期であればみんなこんなもんだろうと思い、おかしな行動を取っているという自覚がまったくなかったのです。

この行動が異常だと感じるようになったのは、身体醜形障害という存在を知ってからのことでした。

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原因

身体醜形障害になる原因は人それぞれでしょう。

私の場合は友人から自分の容姿を取り上げられ笑いのネタにされたことがきっかけです。

それからというもの、自分のマイナスと思っている部分と他人の同じパーツを比較して、その度に劣等感を抱きました。

外見・容姿だけが原因ではない

醜形恐怖は精神病というより元来持つ性格から発している部分が大きい、その際たるものが「完璧主義」である。醜形恐怖が難治といわれるのは、先天的あるいは、長年積み重なった性格・気質によるためでもある。

身体醜形障害-wikipedia

また、私の場合人一倍繊細なHSPの気質に加え、高すぎる道徳基準を教えていた宗教組織と、信仰熱心な母親に育てられ、「完璧主義」に陥っていたことも大きな要因となっていたに違いありません。(アダルトチルドレン

「笑顔が素敵だね」と子どもの頃から言われ続けてきたせいで、自分は常に笑顔を見せないといけないという強迫じみたところもありました。

そのため、気づくと作り笑いをすることが癖になり、顔が引きつることもしばしばでした。

誰に対してもいつもニコニコしていたため、「何へらへらしてるの?」と他人の気分を害することさえあったほどです。

うつ病を併発しやすい障害

ウィキペディアで「自殺率は非整形経験者の45倍と非常に高い」との記載もあり、うつ病との関連性も高いようです。

私は病院にいかなかったので、今となってはうつ病だったかどうかは定かではありません。

しかし私は平日の夜や休日等の自分の時間、部屋で横になって全く動けなくなっていたからです。

その時の思考は、がんばりたい気持ちと、死にたい気持ちでした。

前向きな気持ちと後ろ向きな気持ちが交互に訪れ、身動きが取れなくなっていたのです。

親から食事ができたと呼ばれたらリビングに行きご飯を食べる。

わずか10分程度でたいらげてすぐにまた部屋に戻り横たわる。

夜はいつまでたっても眠れない。

こんなことの繰り返しでした。

つまり、当時私が心療内科や精神科を受診していれば、うつ病と診断されていた可能性は非常に高いということです。

障害をどうやって克服したか

私の症状の記載が全て過去形になっているのは、今ではこれらの症状がだいぶ落ち着いたからです。

ではどうやって克服したか。

それは、アダルトチルドレンの原因ともなった毒親(あまりいい呼び方ではありませんが)から物理的に遠ざかった20代半ばから回復の兆しが見えてきました。

それまでは親の意志が自分の意志になっていましたが、親を離れ一人暮らしをするようになってから、自立性が芽生え、少しずつ自分に自信がもてるようになったのです。

つまり、私の場合障害の原因は精神的なものの方が強かったのかもしれません。

また、歳を追うごとに、また、恋人ができたり結婚したり、子どもができたりすることで自分への関心がどんどん薄れていくにつれて症状はほとんどなくなっていきました。

しかし今でも美容室や証明写真機はあまり好きではありませんし、外で自分が映るものがあると無意識のうちに見てしまっている自分がいます。

ただし、その時に受けるダメージというのはほとんどなく、当時苦しんでいる時に比べると全く問題のないものです。

まとめ

この身体醜形障害のこともすっかり過去の思い出話になるほど今では自分の容姿で思い悩むことはなくなりました。

当時のひどい苦しみが嘘のようです。

10代や20代という若い人たちによくみられる障害だということは統計的にわかっています。

ただし、歳を取るのを待っているにはあまりにも長すぎます。

私ももっと早くに専門家や心療内科、精神科で専門医に診てもらえば楽になったのにと思っています。

この身体醜形障害を自覚している人は本当に辛くて辛くてしようがないはずです。

強がって病院にいかない人ほどうつ病にもなりやすいでしょう。

この記事を読んだ方が心の平安を取り戻すことができますように。

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