こんばんは、ブルです。
私は繊細な人をあらわすHSPなわけですが、毎日とにかく疲れます。
そこまで疲れることはしていないはずなのに、毎日ちゃんと寝ているのにやたらと疲れた、なんて経験をお持ちの方はいらっしゃいませんか?
今回は、HSPだとなぜ疲れるのか?疲労を抑えるためにできることはあるかなど、私の経験も交えてお話していきたいと思います。
HSPが疲れを呼ぶ2つの理由
まず、「やたら疲れる」と言っている私の今の生活状況を開示してみます。
こんな感じですが、このどこかに「やたら疲れる」要素が見受けられるでしょうか。
仕事休みも十分にあり、残業も少ないのになぜ?
そう思われるかもしれませんが、そこにはHSP特有の疲れやすい傾向というものがあるのです。
理由1.緊張状態が長く続くため疲れる
HSPの根幹をなすのは「繊細さ」です。
繊細=気が小さいわけですが、些細なことでも疲れるという点からひとつ例をあげてみましょう。
朝起きて仕事に行くために家を出たとしましょう。
駅まで歩いていく際、人ふたりがすれ違える程度の歩道を歩いています。
すると、遠くのほうから人がこちらに向かって歩いてきているのが見えます。
人とすれ違うことに、普通の人であれば気に留めることなどないでしょう。
しかしHSPは、まだ遠く離れている状況からこちらに向かって歩いてくる人を知らず知らずのうちに意識してしまうのです。
例えば、「左右どっちに避けよう」とか、「すれ違いざまにぶつかったらどうしよう」とか、「相手が避けずに真ん中を歩いてきたらどうしよう」など、事前にかまえてしまい緊張状態に入ってしまうのです。
通常であれば、すれ違う瞬間に一瞬考えれば済むことの話なのですが、それをあれこれ事前に考えるため、普通の人よりも脳を消耗していることになります。
上記は日常生活におけるほんの一例にすぎませんが、私は道でのすれ違いにも知らず知らずのうちに気を遣っているほどですから、そのあとに乗らなければならない満員電車など疲労困憊の極みです。
理由2.思考が深いため疲れる
HSPは思考が深いともいわれており、他人との会話においても消耗します。
ひとつひとつの言葉を発っしたり返答するのに思考を巡らし、いちいち考え抜いてしまうのです。
私の場合、「これを言うと相手を嫌な気持ちにさせてしまわないだろうか」「これを話すと相手から嫌われないだろうか」という理由から、日常会話ですら神経がすり減っているのです。
プライベートですらそうなのですから、仕事における先輩や上司、得意先や営業先のように、気を遣わなければならないシチュエーションではなおのこと疲れるといえるでしょう。
社内で苦手な人と接しなければならない場合、相当な疲労がのしかかっているはずです。
また、 思考が深いゆえに頭の中で話したい言葉がたくさん湧き上がってくることがあるかもしれません。
私が書いているブログのように、時間をかけて文章としてアウトプットするのなら得意なのですが、人との会話においてその時々でうまく言葉をまとめて話すというのは難しかったりもします。
そのため、思っていることをうまく話せないことに歯がゆさを感じ、ストレスが溜まって脳が疲れ、さらなる悪循環を生み出すことにもなるのです。
疲れがもたらした代償
私がまだHSPという言葉も知らなかった若いころの話です。
当時私は個人宅へ車での配達業務を行っていました。
土日休みで残業も少ない会社でしたし、睡眠もちゃんと取れていました。
しかし、車の運転や配達先の人との会話という簡単な業務であったにも関わらず、居眠り運転を引き起こし事故をおこしてしまったのです。
幸い被害の相手もおらず、田舎の人が歩いていない道路の歩道に乗り上げただけで済んだのですが、人の多い東京で起こった事故だったらと考えると今でもぞっとします。
それ以降上京したこともあり、車には乗っていません。
当時の上司からは無呼吸症候群を疑われ、病院での受診をすすめられて行きましたが、その反応は出ませんでした。
HSPを知った今では、単に配達業務で体力的に疲れていただけではなく、運転や人との会話における気疲れの蓄積により引き起こされた事故だったんだと思えてなりません。
疲れないようにするために何ができるか
HSPは生まれ持った特性のようなもので、治るものではないと言われています。
ですから、普通の人より疲れることは避けて通れないとまずは腹をくくる必要があるでしょう。
私の勝手な肌感ですが、普通の人より3倍は脳が疲れているのではないかと思っています。(赤い彗星のシャアか!←これが言いたかっただけw)
気疲れやストレスから脳疲れを引き起こし、うつ病などに発展してしまっては元も子もありません。
次は疲れをためないために何ができるか考えていきましょう。
睡眠を十分に取る
そんな睡眠が重要だなんて月並みな…当たり前じゃないかと思われるかもしれませんが、頭ではわかっていても実際なんだかんだで寝るのが遅くなってしまってという人は多いのではないでしょうか。
特にHSPはベッドで横になっている時間ですら、思考停止することができません。
余計なことをあれこれと考えてしまうので、脳が休まっていないんです。
脳疲れには布団に入っている時間ではなく、純粋な睡眠時間をたくさん取ることでリセットしましょう。
休日に一人でゆっくりできる時間を作る
「休む日」と書いて休日です。
疲れやすいのであれば休日に外出してばかりいないで、一人でゆっくりする時間を設けることも脳を休める上で重要な要素のひとつといえます。
特に家族がいる家庭だと、平日も休日も対人関係において気を遣っていることになります。
一人になる時間を作るには家族の理解が欠かせませんが、健やかなメンタルを保つために協力してもらいましょう。
理解を得られにくいようであれば、ご家族にこの記事を見せてあげてください。
仕事を見直す
たいていの人は仕事が一番のストレスの原因になっているのではないでしょうか。
特にHSPは対人関係においての気疲れが大きいため、職場で嫌な上司や同僚に悩まされていたり、長時間人と接さなければならない仕事は苦にしかならないはずです。
無理をして続けると、場合によっては私のように事故といった取り返しのつかないことになるかもしれません。
私の場合睡眠はちゃんと取っていたものの、睡眠の質がよくありませんでした。
悪い夢を見ることが多かったり、頻繁に歯ぎしりをしていたからです。
ちゃんと寝ているはずが寝足りないと感じるのはこれらが原因だったのでしょう。
こういう状態にある人は、悩みの種が仕事である場合、転職か部署異動をを強くおすすめします。
まとめ
この記事で伝えたかったのは、自分のことをHSPだと思っているのであればそれをきちんと自覚して行動してほしいということです。
私もそうですが、特にHSS型HSPと言われる外向型のHSPは好奇心旺盛、冒険心豊かなため、外出を好みます。
疲れやすいのに外出してしまうため、休日に更に疲れてしまうのです。
無理はしないこと、限界値をわきまえること。
だって、繊細だもの。ぶるを
別の記事でも疲労を抑える方法について違う角度から書いていますので下記の記事もご覧ください。
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