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支配されたいアダルトチルドレンが支配欲の強い人から逃げるべき理由

鎖で厳重につながっている アダルトチルドレン

こんにちは、ブルです。

先日、前勤務先の元上司から電話がありこのように言われました。

元上司
元上司

今仕事何してるの?

ブル
ブル

相変わらず派遣の仕事ですよ。

元上司
元上司

その歳(35歳)で派遣はやばくない?

業務委託先の会社が求人募集してるみたいなんだけど、どう?面接受けてみる?

詳しい話したいんだけどいつ飲みに行く?

ブル
ブル

(余計なお世話ですよまったく…)

いえ、お気持ちはうれしいんですが今は好んで自ら派遣を選んでいるのでそこまで正社員にこだわってないんですよ。

(中略)

なので大丈夫です。

元上司
元上司

あっそ

(ブチッ ツーツーツー)

二人の関係を知らない人からすると前職を辞めた後も面倒を見てくれるいい上司という風に捉えられるかもしれません。

しかし、この元上司は非常に支配欲の強い人だったのです。

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支配されることに生きがい・心地よさを感じるアダルトチルドレン

草むらで仰向けで眠る女性

幼少期から長い間、親から抑圧・縛られてきたアダルトチルドレンは、精神的・物理的に拘束状態であることが「当たり前」になっています。

そのため、親の支配下から脱したり大人になって親から自立した時に自分が何をしたらいいかわからない・何をしたいのかがわからないと自己がない状況に陥ります。

そんな時、友人や職場の同僚・上司などに支配欲の強い人がいるとその人に頼るというよりすがりたくなるのがアダルトチルドレンです。

支配欲の強い人と、支配されたいアダルトチルドレン。
両者が磁石のように引き付けられあうのはごく自然なことといえるでしょう。

支配欲の強い人の特徴

支配欲の強い人というのは、自分の思い通りに人をコントロールしたいという欲求のもと生活しています。

そのため、ひとたび支配できそうな人を見つけるとすぐにターゲットとし取り込んでこようとします。
このような支配欲の強い人からすれば従順なアダルトチルドレンは自分の欲求を満たすためのいいカモです。

支配欲の強い人の特徴としては、

  • 自分の思い通りに扱おう
  • ストレス発散にしよう
  • (部下なら)駒のように使おう
  • (同僚なら)出し抜いてやろう
  • (友達なら)上手に利用してやろう
  • 自分の思うように人をコントロールできないとイライラしたり攻撃的になる(もしくは冷たく突き放す)

このような傾向が見受けられます。
ちなみに記事の冒頭に登場した私の元上司はというと、

  • 事あるごとに「お前は俺がいないと何もできないやつだ」とすりこんでくる
  • 仕事のちょっとしたミスを鬼の首を取ったかのようにクローズアップして嘲笑し、自分の仕事の出来を自慢してくる
  • 飲み会などに頻繁に誘い、断るといじけて急に突き放してくる

とこんな感じです。

私が仕事を辞めた後も頻繁に連絡を取ってくるのは、私という言いなりの存在と話すことで、自分の優位性、存在価値をを保とうとしているのです。

「性格最悪、人間としてどうなの?ていうかそんな人に依存するとか頭大丈夫?」と思われるかもしれませんが、事実そんな人に私は依存していたのです。

支配されたいアダルトチルドレンの心理状態

条件付きの愛情、過干渉な親の元育ってきた私は、下記のような心理状態にありました。

  • いいように利用されているにも関わらず、離れられなくなりどこかに心地よさや安心感を抱く
  • 自分に軸がないため導いてくれる人がいないと度々不安に襲われる(共依存欲求)
  • 自分の気分が支配してくる人の気分に左右される(感情が連鎖・連動する)
  • 支配してくれる人から嫌われたと感じたら極度に落ち込む
  • 支配関係から抜け出したいと思うが関係がこじれることを恐れる

このような性質を持っているアダルトチルドレンは、支配されている状況が心地よく感じることもあります。
支配されることが普通の環境で育ってきたため、いわばその状態がデフォルトなわけです。

一方支配欲の強い人というのは自己中心的です。

そのため、その支配の背景に愛情や思いやり、気遣いというものは残念ながらないことでしょう。
そしてそのことをアダルトチルドレン自身もわかってはいるんです。

でもひとたび依存関係に陥ってしまうと、次は見捨てられることへの不安からその状態から抜け出すことが困難になるのです。

支配欲の強い人から逃げる方法

パラグライダーで優雅に飛行する人

アダルトチルドレンの葛藤は、支配されたい欲求と、支配から抜け出して自立したいという相反する状況から生み出されます。

では支配される側、自立する側どちらを選ぶ(選びたい)か。

支配される側を選ぶのは簡単です。
支配者とアダルトチルドレンは勝手に磁石のようにくっついていくわけですし、一度くっつけば後は支配者の言いなりでいればいいわけです。

でも、アダルトチルドレンであればおそらく自立する側を選びたいと思っているはずです。
強すぎる他人軸から抜け出し、芯を持った自分軸で生きたい。そう心から願っていることでしょう。

であれば自ら行動するしかありません。
支配する側が変わるのを待っていてはいつまで経ってもその関係から抜け出すことはできないのです。

ではどうすれば支配から抜け出すことができるか。

答えは簡単です。

  • 支配欲の強い人に近づかない(予防線を張る)
  • 支配関係にあるならその人の支配から卒業する

具体的にこの二つについて考えていきます。

支配欲の強い人に近づかない

マグネットのようにひかれあう支配者とACですから、まずは予防線を張ることが重要です。

自分が魅力を感じている人、頼りたいと思っている相手は支配欲の強い人である可能性があることをまず心得ておきます。

そして近づきたい、仲良くなりたいという気持ちをぐっと抑えてまずは客観的にその人を観察しましょう。

相手の言動や行動の裏に人格者としての気遣いや思いやりが感じられるようであれば問題ないですが、自己中心的、思うがままにならないと機嫌を損ねるような人なのであれば距離を取るべきです。

そしてその相手を客観的に見て支配欲の強い人に見られる特徴があるかどうか分析します。

既に支配(主従)関係にあるならその関係を終わらせる

主従関係を終わらせるのは簡単です。
支配者の思い通りに行動しなければ自然と支配者は離れていくからです。

しかしそれができないのは、見捨てられ不安や、支配者には付き従わなければならないという強迫観念が存在するからです。

このことは、私が仕事を辞めたあとも支配者側の元上司の電話に毎回出ていることからも明らかです。

しかし、そんな状況が続くたびに「自分は情けのない人間だ、今後もそうやって他人に振り回されながら他人の人生を歩んでいくのか?」と心の中で自問自答するようになり、支配者から抜け出そうと思うようになりました。

そこで私が取った行動は、その元上司へのLINEをブロック、電話番号着信拒否です。

こちらから連絡することはありませんから、連絡手段を絶ったので今後関りが生じることはありません。

正直に自分の気持ちを話すこともできたのでしょうが、支配欲の強い人はコントロールするのが上手なため、言葉巧みに丸め込まれる可能性もあります。
そうなってはいつまで経っても支配者から抜け出すことはできませんから私は強行手段を取りました。

ただ、今も仕事で一緒なのでラインブロックも着信拒否もできないという方もおられることでしょう。
その場合は、関係の解消に時間がかかることでしょう。

「もうこれ以上私を支配しないでください!」なんて言おうものなら「は?」となるのは目に見えています。

支配欲の強い人が自分から離れていくためにできること
  • 自己主張をする
  • 相手の主張すべてに対して同調しない
  • 考えが一致しない時にはっきり自分の意見を述べる
  • 反対意見がある時ははっきり言う
  • 意識的に相手より大きい声で話す

かなり勇気のいることではありますが、支配欲の強い人に対してイエスマンになってはいけません。
自分の意見をしっかり述べることで、支配側から扱いにくい人間と思われることが大事なのです。

大きい声を出すというのはかなり効果がありますので試す価値ありです。(相手が少しひるむのが目に見えてわかります。)

いきなり態度を変えると関係が変な方にこじれてパワハラの対象になってはいけませんから、時間をかけて少しずつ支配から抜け出しましょう。

努力したけれど関係が改善しない場合は、会社内での部署異動を願い出たり、転職も考えましょう。

アダルトチルドレンの仕事については下記の記事も参考にご覧ください。

支配(共依存)から抜け出した先にあるのは強い自分

支配されることで得られる安息や生きがいといったものは、すべて相手に依存することになります。

文字通り他人に自分の人生をコントロールされていることになり、自分の人生を歩めていないのです。
それは本当に辛いことです。

しかし、支配から抜け出そうと努力していること・抜けだせたということは、自分軸を歩めている証なのです。

自分のアダルトチルドレンが持つ性質から真っ向立ち向かうことで、自分を取り戻していきたいものですね。

アダルトチルドレン
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繊細さんの自己紹介
ブル

HSS型HSP(スコア114)とアダルトチルドレン。四国の片田舎育ち⇒20代半ばで上京⇒現在30代半ばで家族とともに東京在住。繊細で好奇心旺盛なことから仕事が長続きせず、すでに9回の転職を経て現在10社目。不安の強いHSPが生きやすく、働きやすくするための気づきを発信しています。特に私にとって最大の悩みの種である【仕事】について日々考える。※ブルは雄牛の意。穏やかで力強い雄牛のようになりたい人。Twitterやってますので気軽にフォローしてください!

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