こんばんは、ブルです。
テレアポの仕事について皆さんどのようなイメージをお持ちでしょうか。
テレアポ業界というと朝から晩まで受話器を握りしめて眼を血走らせながら電話している様子が思い浮かぶでしょうか。
それとも、エアコンのきいたきれいなオフィスで体も動かさずできる楽な仕事だとお考えですか?
私はどちらかというと後者の楽な方だと思っていました。
テレアポの職に就くまでは…
テレアポ業界の実態
私も過去3年ほどテレアポの仕事をしたことがあります。
アポインターが100人ほどいる会社の中でしたが、その時の経験からテレアポ業界の実態について迫ってみたいと思います。
1日の目標架電件数200件
私のいた会社では、法人向けにサービスを販売する仕事でした。その足掛かりとしてまずは電話でアポを取り、営業が訪問販売するというフローです。
1時間のコール数目標が25件とあらかじめ定められており、8時間労働にすると1日200件になるというわけです。
1時間25件ということは、1件あたり2分ちょっとのペースで電話し続けなければなりません。
最初に1、2時間くらいならどうということはないのでしょうが、これを1日8時間、一ヶ月、一年間とやり続けるというのはかなり大変なことです。
管理者がしっかりしているか、さもなくばアポインター自身に高い自己管理能力が求められることになります。
営業先に一日中断られ続ける辛さ
さきほど1時間あたり25件電話しなければいけないと書きましたが、達成不可能な数字ではありません。
しかし、それが達成できているイコール短時間で先方に断られているということにもなります。
断られ方も様々ですが、たちの悪いパターンについて挙げてみたいと思います。
- 世間話に長時間つきあわされる
- 話している最中にガチャ切り
- あげあしを取って説教する
- 上司を出せとキレる
- 保留にされたまま放置
- 屁理屈をこねて論破してこようとする
- 商材について延々と質問したあげく断る
- 営業妨害、時間を返せ、訴えてやるといってわめく
- 罵倒されたり今からそっち行くから待ってろと恫喝
- いったんアポられて訪問に来た営業にひたすら説教
一日200件も電話していると、上記はよくあることです。中でもキレられたりといったえげつない方と遭遇することもあり、メンタルが弱い人はすぐ押しつぶされてしまうかもしれません。
私の経験した中では会社の住所を聞かれ、「わかった。今から〇しに行くから帰り道気をつけとけよ!」という三流の悪役が放ちそうな捨て台詞を吐かれたことがあります。
いや、本当に大阪から東京までおいでなさるんですか?って思わず口に出しそうになってしまいました。
でも考えてみてください。
忙しい時にたいして興味もない営業電話に付き合わされたらイライラしますよね。
しかもそれが嫌いな上司から説教されたすぐあとだったらと考えると、相手の気持ちもわからなくはないですよね。
虫のいどころが悪かったのでしょうが、そんな相手の気持ちなどつゆ知らず電話をかけ続けなければならない仕事です。
強靭なメンタルが求められることでしょう。
ノルマ未達で上司から説教
一日200件電話したとしても、それだけかけてアポイントが1件も取れないことがざらにあります。
周りもアポが取れていないのならまだしも、そこそこアポが入っているの何をしに会社にきたのかわからない状態になりますよね。
ノルマのある会社であれば当然上司から詰められたり、給料が下がることだってあるかもしれません。
怒られるだけにとどまらず、アポが取れるようになるため夜遅くまでアポロープレをさせられることもあるでしょう。そうなると完全にもうブラック会社ですよね。
アポが取れなくて困っているという人は下記の記事もご覧ください。
まとめ
電話先で冷たくあしらわれ、上司から怒られ、遅くまでアポロープレさせられたとなると、繊細な人だと精神的に落ち込んでしまうかもしれません。
そもそもテレアポとは飛び込み営業の次に原始的な営業手法だと私は思っています。体育会系のゴリゴリの営業会社がよく利用しているイメージってありません?
100人のテレアポ部隊が一斉に架電している姿はなかなかに異様な光景です。
テレアポの求人情報を見ても学歴不問・未経験者歓迎であったり、アルバイト契約や勤務時間の融通がききやすいことから就職する人は多いですが、同時に離職率が高いのもこの業界といえます。
私がいた会社だと、月に1人のペースで人が辞めていってましたね。使い捨て感が半端ないです。
しかし、考えようによってはデスクから一歩も動かずに高収入が得られる職種でもあります。
どれぐらいの収入が得られていたかは下記の記事をご覧ください。
この仕事を続けていくには、アポが取れるように努力するか、上司やノルマが優しい会社を選ぶべきです。
想像以上に大変な仕事であることがお分かりいただけたと思いますので、 テレアポへ転職を考えているのであれば、会社の口コミを事前に調べておかれることをおすすめします。
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