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【アパートNG?】HSPにはマンション・戸建てどっちがおすすめ?

HSPと上手に付き合う

こんばんは、ブルです。

繊細なHSPにとって、住む場所選びは重要ですよね。

音に敏感なHSPはできるだけ静かな環境がいいのですが、マンション、アパート、戸建て、実際住むならどれがいいんだろうと思われている方もいらっしゃるはずです。

私は過去引っ越しを6回ほど経験しており、マンション、アパート、戸建て、ルームシェア(シェアハウス)とすべて住んだことがあります。

戸建て・・・木造/築年数不明(古い)/幼少期
賃貸マンション・・・鉄筋コンクリート/2階建の1階/築年数不明/学生時代
賃貸アパート・・・軽量鉄骨/3階建の3階/築15年/20代半ば
分譲マンション・・・鉄筋コンクリート/10階建の2階/角部屋/20代後半
分譲賃貸マンション・・・鉄筋コンクリート/13階建の3階/角部屋/30歳頃まで
賃貸マンション・・・鉄筋コンクリート/7階建の4階/30歳頃から
分譲マンション・・・鉄筋コンクリート/12階建の4階/現在~

これから引っ越しの予定がある人や、一人暮らしを始めたり、結婚したり子育てが始まる方、家やマンションを購入しようと思っているけど迷っている方、特に繊細なHSPに是非ご覧いただきたい記事です。

現在私は結婚して3歳になる子どもを育てていますが、経験を元にHSPの視点からそれぞれのメリットデメリットを挙げていきたいと思います。

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アパートはHSP向きではない

オシャレな外観のアパート

アパートは3階建てまでの物件がほとんどで、構造は軽量鉄骨や木造から成っています。

私が過去住んでいた物件は3階建てのアパート(軽量鉄骨造)でした。

広さは1DK(約30平米)で単身用。

木造じゃないから騒音は気にならないだろうと思い、家賃も安かったのでそこにしたのが間違いでした。

隣人の生活音が手に取るようにわかる

隣の部屋には女性が住んでいたのですが、咳払いやクシャミはもちろんのこと、内容までは聞き取れませんが話し声までもがかすかに聞こえてきたのです。

あまりに気になるので壁に耳をつけて聞いていると、ところどころ単語も聞き取れるほどでした。

ということは、当然お隣さんにも私の声が漏れていることになります。

鉄骨造というのはあくまで骨組みの話であって、壁材の厚さとはまた別の話です。

それにしてもここまでひどいとはかなりショックでした。

今トイレ入ってるな、風呂入ってるな、料理してるなっていうのがいちいちわかるのとか嫌ですよね。

単身用のアパートだったからまだよかったものの、これが少し広めの家族向けの物件だったとしたらつらいものがあります。

特に、小さな子どもがいる家庭などが隣に住んでたり上階に住んでいたら発狂ものでしょう。

お洒落な外観に惑わされることなかれ

最近のアパートはとにかく見た目がオシャレです。

欧風でメルヘンな感じだったり、見た目高級感があったり、ロフトがあったり、アパートなのにオートロックがあったりと、魅力的なポイントも多いでしょう。

しかし、やはり造りは木造や軽量鉄骨にすぎません。

HSPは音を気にしすぎるだけでなく、自分の立てる物音が周囲にどう思われるかも非常に気にします。

騒音に悩めば悩むほど、HSPは物音をたてないように生活をするよう気をつけるでしょうから、本来心休まる家のはずがなかなか落ち着かない空間になってしまうのです。

住みやすいアパートを見極める

オシャレなアパートのインテリア

マンスリー契約で有名な某アパートは2軒隣のクシャミが聞こえるなんて都市伝説めいた話を聞いたことがありますが、アパートによって壁の薄さもまちまちでしょう。

不動産会社に壁材の厚いアパート物件を探してもらうのも一つの手です。

ただ、けっきょく住んでる人次第ですよで片付けられ、マンションを勧められる確率が高いでしょう。

どうしてもこのアパートがきれいでオシャレだから住みたいということであれば、家に人がいそうな時間帯を狙って、一回ではなく何度か内見されることをおすすめします。

またはアパートに住んでいる友人の話を聞いたり、実際に丸一日滞在したり、一泊させてもらうこともできるでしょう。

それでも隣や上階の人間がどんな生活スタイルかなど調べるのには限度があります。

中には契約前に下調べしたり実際訪問までする人がいるようですが、安心して入ったのも束の間、隣人が引っ越して今度はうるさい人が入ってくるかもしれません。

単身用よりかはファミリー向けの広さのあるアパートのほうが壁材の厚みなど遮音対策が取られているはずです。

単身用アパートは一人住まいだからうるさくないと思ったら大間違いです。

契約者は一人でも、隠してルームシェアしてたり、恋人と同居してたりするケースは往々にしてあるからです。

結論、HSPにアパート生活はリスクが高いといえるでしょう。

HSPにとって一戸建てが最強とも言えない

戸建てが立ち並ぶ

ここで少し戸建ての話を。

私は上京する前、田舎の実家が一戸建てでそこで長く住んできました。

室内環境でいえば戸建てに勝るものはない

子どもが小さかったりすると、親としては周囲に迷惑をかけないか心配なため、部屋が隣接しているマンションやアパートを敬遠される方もいます。

戸建てなら気兼ねなく跳ねたり走ったり大きな声を出すこともできるでしょう。

ペットの飼育や数の制限も基本ありません。

そしてお隣さんの話し声や足音が聞こえてくることもあまりないでしょう。

また、たいていの場合車を玄関のそばに駐車させることができるため、人との接触を避けてすぐに家の中に入ることができるでしょう。

一方マンションのように共用部に車を駐車する場合、玄関にたどり着くまでに他の住民と会うのはよくあることです。
(東京都心などであればそもそも車を利用する人が少ないのがあまり気にならないかもしれませんが。)

近所からの視線は避けられない

空から撮った住宅地

戸建ては家の中の環境でいえば確かに静かです。

しかし少し外に目を向けてみましょう。

一戸建てには家を囲む敷地、いわゆる庭がありますよね。

その敷地の外には大抵お隣さんの家の敷地があるでしょう。

こちらの窓やベランダから近所の暮らしが見えているのであれば、当然向こうからもこちらが見えているのです。

家の窓やベランダ、庭からお隣さんと鉢合わせて「こんにちは」の状態になることが多いので、その度に会釈したり挨拶したり世間話したりと気を遣います。

ご近所づきあいに発展しやすい

こちらとしては挨拶程度の付き合いでいいと思っていても、ご近所さんも同じ思いでいるとは限りません。

ちょっと顔を合わせただけで世間話に発展することもあるでしょう。

むしろ接点を持ちたくて家の外で庭仕事などしながら話す機会を伺っている人すらいるかもしれません。

おすそわけなんてされた日には断りづらいですし、後日そのお返しもしなければならないでしょう。

ご近所さんと顔を合わせる機会の多い戸建て住まいですから、そこに住むと決めた以上は覚悟はしておく必要があります。

守備範囲が広いため疲れる

住宅街

一戸建てにつきものの庭や建物を囲う敷地があります。

当然そこが一戸建ての魅力的な部分でもあるわけなんですが、家の持ち主は当然家の中だけではなく敷地全体を管理しなければなりません。

ある日自宅の庭に捨てた覚えの無いゴミがあったとしましょう。

「まさかお隣さんが嫌がらせ?私なんかしたかな…」

などと、繊細なHSPだと傷つくでしょう。

実際、家の前に唾や痰を吐いたり、タバコの吸い殻をわざと捨てたり、飼い犬にわざとおしっこやうんちをさせるという嫌がらせをされたという話も聞いたことがあります。

アンテナを必要以上に張り巡らすHSPですから、守備範囲が広いと外が気になって落ち着かないということがあるかもしれません。

掃除が大変

マンションなら玄関の外を掃いたりベランダ清掃くらいですみますが、一軒家の掃除はかなり大変です。

一軒家のお掃除事情
  • 建物外の敷地内清掃(庭・駐車場)
  • 窓の数やベランダが多い
  • 2階、3階があると昇り降りで体力消耗する
  • 掃除しないと外から目立つ

私はマンションの窓ふきとベランダ掃除だけでもかなり消耗するため、一軒家で全部やらないといけないと思うとぞっとします。

清掃範囲が広ければ、それだけ「あれもやらないと、これもやらない」という気持ちになります。
その作業量の多さに圧倒されて、行動に移す前に身動きが取れなくなるかもしれません。

防犯・防災面でマンションに劣る

一戸建てだとオートロックのマンションのようにはいかず、営業や勧誘がひっきりなしにきます。

そしてテレビの音や部屋の照明がついているか、換気で窓が開いているか等で家にいるか留守かをすぐ判断されてしまいます。

また、窓が割られて盗難被害に遭ったり、放火される対象になるのも一戸建てのケースが多いのも事実です。

地震や火事が怖いといっても、鉄筋コンクリートの一軒家を建てるとなると建築費も相当かかります。
防犯という面では戸建てはマンションより劣るといえるでしょう。

私が小さい頃一戸建てに住んでいた時に、狭い道を挟んだ向かいの家がメラメラと全焼したことがあるのですが、少しでも風が強ければ火の粉が飛んできて燃え移っていたことでしょう。(私はその時寝てましたが親は相当怖かったようです。)

また、私は現在マンション住まいなのですが、子どもが3歳になった時に非常に怖い思いをしたことがあります。
3歳ともなると、家中を走り回りようになるのですが、ある日私が在宅仕事、妻が昼寝をしていた時に子どもが突然いなくなり、急いで外に探しにいきました。(今まで一人で家の外に出ることなどなかったのでその時は本当にびっくりしました。)
そして見つかったのはマンションの最上階。
マンション住人と思われる人に手をつながれた状態でした。

感謝を告げ話を聞いたところ、どうやらマンションの駐車場をうろうろしていたのことで、住んでいる号数がわかならいため、最上階から一件一件声をかけて家主を探してくれていたようです。

まだマンション敷地内だったため、住人が見つけてくれて事なきを得ましたが、これが一戸建てだったとしたら、家を出ればすぐに公道ですから、道行く車と衝突していたかもしれません。

マンションの駐車場が危なくないわけでありませんが、一般道と比べると駐車場内は車もゆっくり走行してくれるため、その時は事故にあわないで済みました。

プライバシーが漏れやすい

一軒家の場合、ゴミ出しの日に家の前にゴミを出しておくと業者が回収してくれるというケースが多いと思います。

その場合、ゴミを近所の人や誰かしらが持っていくとそこから個人情報が洩れることがあるかもしれません。

また、家の灯りの状況や車がとまっている、いないで留守かどうかがマンションに比べてわかりやすいところも懸念点です。

HSPにマンションがおすすめな理由

おしゃれなマンション

防音に優れている

私がマンションをおすすめする一番の理由は、まず防音がしっかりしているということ。

これは築年数が新しい物件に限ったことではありません。

私が昔住んでいたマンションは築40年クラスでしたが、上階のいかにも賑やかそうなファミリーの声も足音も気になりませんでした。

物件選びの際、鉄筋コンクリート造(RC)あるいは鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC)が目印です。

5階以上の建物だと基本RCになってくるでしょう。

ご近所づきあいが発生にしにくい

今まで何度もマンションの引っ越しを繰り返してきましたが、挨拶にいくのは最初だけで、それ以降なんの付き合いもありませんでした。

東京だと隣に引っ越してきても挨拶すらない人も多かったです。
(それはそれでこちらとしても気を遣わないのでいいのですが)

ベランダでは隣との間に仕切りがあり、隙間もほとんどないので生活の様子をうかがい知ることもありません。

戸建てのようにお隣さんと「こんにちは」状態になることがほぼないのです。

そもそもご近所づきあいが嫌という理由で戸建てを避けてマンションを選ぶ人もいるはずですから、こちらから接近しない限り付き合いに発展することはそうはないでしょう。

防犯に優れている

家のドアロック

営業や勧誘目的で訪ねて来る人はオートロックを嫌がります。
居留守を使われたり簡単に断られてしまうからです。

そのため訪問数自体ぐっと少なくなりますし、仮に家のチャイムが鳴ったとしても相手の顔を見ながら容易に断ることができます。

また、オートロックだと玄関前までこられることもないため、用がない相手であれば「今手が離せない」といって通話を切り、ロック解除しなければそれで終了です。

加えて、マンション2階以上であれば侵入もされにくく、盗難被害にも逢いにくいといえるでしょう。

仮にオートロックではなかったとしても、フロアに幾つも部屋があると周囲の目を嫌がり、犯行防止につながっています。
また、監視カメラがマンションのロビーや共用部、各階に設けられている物件もあります。

掃除が一戸建てに比べて楽な場合が多い

2階建て以上であることが多い一戸建てですが、
マンションの場合は基本ワンフロアになりますので、階段を昇り降りしないで済むため、比較すると掃除が楽といえます。

HSPは神経を使いすぎることで脳や体力を消耗して疲れやすいですので、
体の負担を減らすことに期待がもてます。

私は猫を飼っているので日々猫の毛の処理に追われているのですが、
ルンバを家の中に放っておくことで、家の床の80%程度はきれいになっていると思います。

理事会も強制ではない

分譲マンションであれば理事会などが面倒くさいという方もいるでしょうが、参加必須ではありません。

しかし、順番で役員に選出されるケースがほとんどのため、1年という任期を我慢できるのであれば報酬も少なからずもらえるのでがんばりましょう。

私の友人は順番という不本意な理由で副理事に選出されたようですが、土日も仕事ということにして理事会を一年間全部欠席していたツワモノでした。
(役員報酬ももらいながら何の貢献もしていないというとんだ強メンタル男でした)

嫌でしようがないという人はマンション住人の反感を買わないよう、もっともらしい理由を考えておきましょう。

マンションデメリット:共用部の使用は避けられない

主にエレベーター、駐車場、駐輪場、ゴミ出し場になりますが、ここで住民と鉢合わせる可能性もあります。

会ったところで何階の何号室の人かはわかりませんし、軽く会釈して挨拶するくらいのもので、ご近所づきあいに発展することはないでしょう。

ゴミ出しであれば人のいない時間帯を狙ったり、ゴミを溜められるだけ溜めて一気に捨てるようにすれば人にあまり会わずにすみます。

高層階に住むと少なからず恐怖心がうまれる

マンションの緑あふれるベランダ

高いところが好きという人ならいいのですが、階数が高くなればなるほど普通恐怖心は増すものです。

家のベランダでも柵に近づくと体がこわばるのがわかりますし、エレベーターを降りて自分の部屋に行くまでの間も柵から下が見えるので「落ちたりでもしたら…」なんて思ってしまうのです。

特に子どもなんか抱っこしながら歩いていると余計にそういうことばかり考えてしまいます。
個人的には3階がベストですかね。

鉄筋コンクリートでも大きな音や声は漏れる

いくら壁の分厚い鉄筋コンクリートのマンションに住んでいても、非常に大きい声を出したり、
重たいものを壁にぶつけたり、落としたり、子どもがぴょんぴょん飛び跳ねれば隣接する住人にとって騒音になってしまうでしょう。

また、冬以外であれば換気のために窓を開けることも多く、その状態で大きな音を立てると隣接住民だけでなく、もっと広く聞こえてしまうかもしれません。

私の子どもが2歳の頃の話です。
イヤイヤ期の2歳児というのは言うことを聞かなかったり、意味もなくギャン泣きすることから魔の二歳児ともいわれています。
初めての育児でノイローゼ気味になっていた妻は赤ちゃんを大きな声で叱ることもしばしばでした。
その結果、子どものギャン泣きも悪化し、妻の怒る声も更に大きくなるという悪循環をもたらしました。

ある日マンションの掲示板に、子どもの泣き声と母親の怒鳴り声についての注意喚起の内容が貼りだされることがありました。
何階の人とか個人が特定できるようなものは書かれていなかったものの、タイミング的にもたぶんうちのことだろうと思いました。

まあ、それだけ大きな泣き声や叱る声であれば一戸建てでも漏れるでしょうが、密集しているマンションよりかはましといえるでしょう。

出産、育児がこれからという方については一戸建てのほうが精神的な負担は少ないかもしれません。

マンションなら分譲・賃貸どっちがいい?

若いうちは賃貸に住む方が多いと思いますが、年を取るにつれて分譲マンションを検討する方も多いです。

私は現在分譲マンションに住んでいますが、賃貸に住んでいる時と比べて住民が温かく感じられました。

賃貸の時など挨拶をしても会釈どころか無視されることもありましたが、分譲に住んでからはほぼ挨拶で返してくれます。

分譲だと基本そこに住み続けるという意識でいるからなのか、愛想のよい方が多いです。

また、分譲マンションは管理組合がしっかりしており、共用部分がいつも清潔に保たれているため不快感がありません。

年末年始のマンションのゴミ捨て場ってだいたいカオスになっていますが、分譲マンションに住んでからはゴミの量は多いものの、管理人のおかげか整理が行き届いていて気持ちがいいです。

ただHSPの場合、住民と深い関わりを持ちたくないという人もいるでしょう。

その場合、住民同士が干渉しにくい賃貸のほうがいい場合もあります。

分譲マンションでも築年数の古い物件に住むと、昔から住んでいる住民の縄張り意識が強く、ひずみが生じることもあるため、分譲に住むなら築浅のほうがみんな住んでいる年数も近くフラットでいいかもしれません。

分譲で住宅ローンを組めば団体信用生命保険(団信)で万が一に備えられる

家族の幸せ

分譲マンションだと住宅ローンを組んで毎月返していくのが一般的ですが、途中で病気やケガで働けなくなった時のことを考えてください。

医療保険などに入っていたとしても、入院費等を賄うのにやっとでローンの返済にまで手がまわらないかもしれません。

この団信に加入しておけば、世帯主が死亡した場合や、重い病気やケガによって残債がたとえ数千万円残っていたとしても0になることがあります。
※病気やケガは程度によりますし、加入するサービスによっても受けられる保障の内容が異なります。

団体信用生命保険は住宅ローンの付帯サービスとしてくっついていることがほとんどでしょう。
長い目で見た時に、賃貸だと不安な面があることも覚えておきましょう。

今や不動産は人生に一度の買い物ではない

夢のマイホームといえば一生に一度の大きな買い物と言われることがありますが、売却の選択肢がないわけではありません。

都市圏などの地域によって、あるいは駅近等利便性の高い場所、再開発が進んでいる地区等の不動産であれば、買った時よりも地価があがって高く売れるということすらあるのです。

もうすでにマンションや戸建てを所有しているけれど現状に満足できていないという人がいたら、まずは自分の住んでいるところの価値がどれくらいなのか査定などで調べてみられることをおすすめします。

思いもよらない金額がつくなんてことも考えられます。

HSPの住まい選びで気をつけたい立地、間取り

間取り図

ここからは、なるべくHSPが快適に過ごすために注意したい点について紹介していきます。

国道沿いや交差点の角にある物件は避けたい

国道沿いなど交通量の多い通りに建っている住居は間違いなく排気ガスの被害にあいます。
そして何より嫌なのが車の走行音。特に信号のある交差点です。

これはなぜかと言いますと、信号が赤になると車が止まります。
今度は信号が青になった瞬間、車はアクセルを踏んで加速します。

その加速するときのエンジン音がうるさいのです。
特に大型トラック、バイク・原付、マフラーを改造している車ですね。

冬場など窓を閉め切る分にはいいですが、網戸にしていたりするとHSPには落ち着きません。

マンションの1階は一長一短

マンションの一階ということは、それより下の階に住んでいる人はいません。
ですから、気兼ねなく飛んだり跳ねたりすることができるという点ではいいでしょう。

自宅でランニングマシーンとかアクティブに動き回りたいとか、小さな子どもがいる家庭にはおすすめです。

一方、専用庭がついていることが多いですが、上階が気になって存分に利用することができないという気の小さい人もいることでしょう。

上階からゴミや服や洗濯バサミその他もろもろが落下してくる可能性があり、意図的ではなかったにせよ嫌な気持ちになることは間違いありません。

洗濯物のこともあるし2階以上に住みたい、でも下の階に迷惑をかけたくないという人もいるかもしれません。

そういう人は1階が駐車場になっている物件の2階に住むのがベストです。
(探せば意外にあります。)

アパートなら最上階か1階がおすすめ

しかしアパートだと足音もよく伝わるため、他人の足音が気になってしようがないなら最上階、自分の足音で他人に迷惑をかけたくないなら1階に住むのがいいでしょう。

アパートのメリットとしてはマンションと比べてコストが抑えめになることです。
私がルームシェアをしていた時は家賃4万円で東京都心の山手線徒歩7分という好立地の分譲マンションに住むことができました。

HSPのルームシェア経験については下記の記事で書いていますので興味のある方はご覧ください。

角部屋がいいとは限らない

マンション、アパートで絶対的に人気なのが角部屋です。

窓も多いですし、片側しか隣部屋と隣接していないため、私自身も角部屋だと気が楽だというふうに思っていました。

しかし、窓が多いということはその分外の情報も多くなるため、HSPが張っているアンテナの数も増えて落ち着かなくなるかもしれません。

実際角部屋のマンションに住んでいたことはありますが、窓のすぐ向こうがオフィスビルの窓になっていて会社員たちが動いているのがちらちら見えて落ち着かなかったことがありました。

角部屋だからという理由で賃料が少し高かったあげく、けっきょくカーテンを閉め切るだけの窓が増えただけであまりメリットを感じませんでしたね。
(その辺きちんと内見の時確認しなかった私が悪いのですが…)

鉄筋コンクリート造マンションの遮音性は高いので、特に隣から物音や声が聞こえるということはなかったので特に角部屋にこだわる必要もないでしょう。

逆に壁の薄いアパートであれば少しでも騒音を減らすため角部屋を強くおすすめします。

1階がコンビニやスーパーになっている場合

便利な反面、朝早くや深夜から人の声がうるさかったり、商品の搬入をするトラックの音や台車の音が気になるでしょう。
私は1階にスーパーが入っているマンションの5階に住んでいました。

朝7時から夜の24時まであいていたのですが、朝は商品の搬入に来るトラックの物音に起こされ、夜はスーパーで買ったであろう飲食物で盛り上がっているおっちゃんや外国人で迷惑をしたものです。

まあこちらとしてもスーパーの恩恵には十分あずかったのでそこまで文句は言えないのですが、物音に敏感なHSPからすると落ち着いた時間を過ごすことが難しくなる人もいるでしょう。

マンション高層階

タワーマンション

実際高層階に住んだことはないのですが、物件探しの際に何件か10階以上の物件を見て回ったことがあります。

地理的なものもあるのでしょうが、まずエレベーターを降りて廊下部分の風がものすごく強かったこと。

ビュービューという音に加えて飛ばされそうな勢いの風、身を乗り出せそうな手すりを見ただけでゾッとしました。

家の中から外を見る分には見晴らしがよくていいのでしょうが、一歩ベランダに出るとやはり足がすくみます。

別に高所恐怖症というわけではないのですが、子どもを抱っこしてベランダに出た時など、ちょっと背伸びしたら子どもが手すりを超える高さになってしまうという怖さがありました。

背が高くない人であればそこまで気にならないかもしれませんが、背の高い方には手すりの高さが心もとないと思うことでしょう。

あと高層階=エレベーター必須=住民との遭遇確立が高いのも地味に気になりますね。

玄関出るまでに時間も食うので、出たり入ったりが多い人は階数も慎重に考慮したほうがいいでしょう。

まとめ

HSPは「外」という戦場で深い傷を負って家に帰ります。
その傷を家で十分に癒すためにも、HSPの繊細さをできるだけ刺激しない住まい選びをしましょう。

特に家を借りるのではなく買う際には特に慎重になるべきです。
夢のマイホームが、たった一人の隣人に穏やかな生活を脅かされる可能性だってあるのです。

HSPが満足のいく環境が見つけられるよう願っています。

HSPと上手に付き合う
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繊細さんの自己紹介
ブル

HSS型HSP(スコア114)とアダルトチルドレン。四国の片田舎育ち⇒20代半ばで上京⇒現在30代半ばで家族とともに東京在住。繊細で好奇心旺盛なことから仕事が長続きせず、すでに9回の転職を経て現在10社目。不安の強いHSPが生きやすく、働きやすくするための気づきを発信しています。特に私にとって最大の悩みの種である【仕事】について日々考える。※ブルは雄牛の意。穏やかで力強い雄牛のようになりたい人。Twitterやってますので気軽にフォローしてください!

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コメント

  1. りらゆみ より:

    私は今、住める物件を探していたところで、大変、参考になりました。
    マンション、一軒家、アパートに住んでみて私もマンションが1番楽だったと思います。
    一軒家は庭もありますし、隣からのタバコの匂いからも逃れられるので、本当にいいのですが、朝からのラジオ体操にも悩まされます。近所付き合いも堪らなく嫌です。
    娘も私以上に繊細なので、やはり、一軒家は辞めようと思いました。

    ブルさん、私も転職10回以上してます(・.・*)
    大変な人生ですよね。

    • ブル ブル より:

      りらゆみさんはじめまして!
      コメントありがとうございます!
      確かにマンションだと隣がタバコ吸うと臭いですよね。
      逆にそこさえ我慢できれば隣人といえど顔をあわせることもほとんどないので楽ですよね。
      ラジオ体操というのはご近所の方々が集まってやってる感じですか?

      10回の転職とは私よりも先輩ですね!りらゆみさんも娘さんもHSP気質をお持ちなんでしょうか…
      良い物件に巡り合えることを願っております!