こんばんは、ブルです。
サービス業というと非常に幅広い意味合いになるため、現在サービス業に就いている方や過去経験したことがある方もいるかもしれません。
サービス業(接客業)の例を挙げると以下のようなものが該当します。
ホテルスタッフ
コンビニ店員
飲食店での接客
アパレル店など小売店
美容院
遊園地・ゲームセンターなどの娯楽施設のスタッフ
不動産販売、自動車販売(賃貸、レンタル含む)
運送業(バス、タクシー、鉄道、航空機、フェリー、荷物配送等)
医療・福祉系(病院、福祉施設等)
教育関係(学校、塾、図書館等)
情報通信業(インターネットサービス、テレビなどの放送サービス等)
無形サービス(士業、保険、デザイン系)
ショッピングモールを想像するとわかりやすいですよね。モール内はほとんどサービス業で埋め尽くされています。
この中で私が経験したことがあるサービス業はこの6つ。
ホテルスタッフ
飲食店での接客
ルート配送(営業要素あり)
保険販売
士業事務所で接客
インターネットサービス(コールセンター業務、カスタマーサポート、テレフォンアポインター)
転職回数が多いのでいろんな経験させてもらっています。
今回は、サービス業でなぜHSPが疲れやすいか、経験も交えてお伝えしていきます。
HSPがサービス業(接客業)で疲れる要因とは?
HSPの繊細さは特に人との関わりにおいて顕著に表れるため、接客、つまり人を相手とした仕事をする時に非常に神経を使うことになります。
相手の視線が気になる
HSPは人の視線を浴びると、せっかく頭の中にわいていたたくさんの思考が混乱するようになります。
人から見られることで、「この人今私に対してどういう気持ちを抱いているんだろう。次これを言ったらどう反応してくるだろう」という自問自答が始まるのです。
その結果しどろもどろな会話内容となり、自分が伝えたい内容がうまく伝わらないことがあるかもしれません。
そして後から「もっとああ言っておけばよかった」と反省し、自信の喪失につながることがよくあります。
特に1対1ではなく、1対お客さん複数の状況だと余計に緊張してしまうことでしょう。
私もホテルや飲食店で接客していた時、複数のお客さんを相手にしないといけない時は本当におどおどしていたのを覚えています。
団体客が次々に質問を飛ばしてきた日には卒倒しそうになります。
イレギュラーな事態を恐れる
例えば事務処理の仕事であれば、パソコンを使っていつも通り仕事をすればいいだけですが、接客業では相手が突然何を言い出すかわからないわけです。
私が昔ホテルスタッフとしてフロントに立っていた時、お客さんが深夜にフロントにやってきて、「パンが食べたいからパンをくれ」と言われた時は驚きました。
普通のお客様であれば丁重にお断りしないといけないのですが、ホテルを貸し切りしていた代表人物だったのでそういうわけにもいかず、テナントのレストランの人を夜中無理に呼び出して対応してもらったこともありました。
このようにその時その時でお客さんの機嫌や感情は違いますし、体調の良し悪しもあるでしょう。
そういうお客さんの背景も汲み取りながら仕事をするというのは神経を使います。
HSPは傷つきたくないがために、行動する前に「ああしたらこう返ってくるだろう」という想定問答をして予防線を張ることがあります。
しかし、予想外の返答が来た時に混乱したり、情緒を乱すかもしれません。
いつ来るかわからないクレームに備えているため
クレームを経験した方ならわかるでしょうが、来た時のインパクトが強いですし、相当つらい思いをします。
自分が原因となっているクレームならまだしも、会社起因のクレームだと納得がいかないことも多いですよね。
HSPはいつ来るかもわからないクレームに怯えたり、普段の何気ない対応にまでクレームにならないように細心の注意を払うため、疲れ果てる原因となります。
シフト制の職場では休日も疲れる
年中無休、24時間営業のホテルがいい例です。
自分の仕事が終わって帰宅したあとも、ホテルは空いていますし他の同僚たちがせっせと仕事しているわけです。
仕事上がりに後からシフトに入る人に引継ぎをして帰るのですが、「この件どうなってる?」などと深夜だろうが夜勤明けだろうが関係なく電話がかかってきていました。
電話が鳴った時のビクビク感は本当に嫌でした。こんなことで休みの日なのに休んでいる気がしませんよね。
ホテルは極端な例かもしれませんが、基本接客業だと土日祝日関係なく仕事の場合が多いです。
自分が休みの時に仕事のことで電話がかかってこなかったとしても、同僚が出勤しているなら「あの人今頃どの業務してるかな」とか、「私の引き継いだ案件どうなってるかな」と無駄に心配してしまうのです。
休み明け出社したら、同僚から仕事のメールがきていたりメモがデスクに貼ってあったりしたらビクッとしますよね。
一方土日祝日みんなが休んでいる会社員などであれば、休日は社員全員が非稼働ですから仕事のことで電話がかかってきたり、休日も働いている同僚のことを思い浮かべることもしないですむでしょう。
接客で疲れ切ったHSPは疲労が積み重なっている
毎日の接客で消耗しきっているHSPがいたら、何が原因でそうなっているのか冷静に考えてみましょう。
疲労の原因が何かにもよりますが、特定の原因というよりは、大抵の場合「人に対して人一倍気を遣っている」からでしょう。
一日中お客様の相手をして疲れているのに、そこから更に上司や同僚といった身内とのやり取りは避けられません。
お客さんと身内というダブルパンチで疲れないHSPがいるとは到底思えません。
それらが少しずつ積み重なってHSPの身体をむしばんでいるのです。
心身を壊す前に転職を
自分が疲れ切っているにも関わらず、「みんな大変なんだ」と自分に言い聞かせて仕事を続けていないでしょうか。
確かにみんなが大変なのはわかりますが、HSPの繊細さがもし非HSPの数倍、数十倍あるとすればどうでしょうか。
実はあなたが思っているほど周囲はそれほど自身の境遇を大変と思っていないかもしれません。
そう、あなたは既にもうがんばりすぎているんです。
「逃げる」という言い方は聞こえがよくありませんが、自分の精神の健康を考えて賢く立ち回るために転職が必要な場合もあるでしょう。
私は過去転職を繰り返し、たどり着いたその先は派遣社員の在宅ワークでした。
これほどまでにメンタルが安定したのは30年以上生きてきてこれが初めてです。
在宅ワークは、お客さん、身内関係なく人付き合いに疲れた方に最もおすすめできる仕事です。
もし在宅勤務に興味がある方はぜひこちらの記事も読んでみてください。
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