こんばんは、ブルです。
繊細さの極みともいえるHSPかどうかをはかるテストで、私は114点(-52~140)の強度なHSPと診断結果が出ています。
HSPは主に内向型と外向型(HSE)に分類されますが、その中にHSSと呼ばれる特異な気質が存在します。
このHSSとは、刺激追求型、High Sensation Seekingの略で、強い刺激を欲する人のことを言います。
5人に1人がHSPと言われており、そのうち7割が内向型、HSS(刺激追求型)は3割とも言われています。
会社に100人が在籍していたとして、HSPは20人いて、20人中6人はHSS型HSPの計算になります。
日本人口(約1億2千万人)で計算すると、HSPは約2,400万人、その中にHSS型HSPは約720万人存在することになります。
つまり、全体で言うと約16人に1人がHSSになります。
そして私もこのHSS型HSPだったのです。
HSS診断テストでは20個のチェックリストがあり、男性だと13個以上、女性だと11個以上当てはまるとHSSだろうというものでした。
ちなみに私は19個該当しましたので見事HSSの仲間入りというわけです。
HSS型HSPの特徴
ではこの少数派であるHSSの特徴について、私が該当した一部の項目と照らし合わせて見ていきましょう。
交友関係は広くて浅い
仲の良い友達がいないわけではありませんが、同じ友人と立て続けに遊びにいったりご飯にいったりということはまずないです。
会社で仲の良い人同士が一緒にたばこ休憩にいったり昼ご飯にいったりというのをよく見かけますが、全くうらやましいと思いません。
内心「学生じゃないんだから」などど冷ややかな視線を向けることもあるほどです。
そういうクールな内心がありますが、外っ面がいいので顔が広かったりお誘いも多いです。
内向型の人からすると八方美人と思われてしまうかもしれません。
家で長時間じっとしていられない
これは本当にそう思いました。
小さい頃だとひたすら家でテレビゲームなんてことも珍しくなかったのですが、大人になるにつれて家の中でじっとしていることが苦痛になるんです。
家の中でも充実した時間を過ごせる人はいると思うのですが、家でじっとしている=とても損をしている気分になり、そのままその日を終えようものなら自分が廃人にでもなったかのようにすら思えてしまうのです。
飽きっぽい
飽き性な性格がここからきているとは思ってもいませんでした。
昔はあれほど熱中して一日中やっていたテレビゲームも、歳を追うごとにクリアするのも難しくなるほどです。
クリアなんて当たり前、周回を重ねたり、やりこみ要素までくまなく遊びつくほど好きだったのに今ではとても考えられません。
仕事でいうと過去思い返せばもう何回転職しているかわかりません。
数えてみたら30代半ばにして今の会社で10社目でした。
これが俗にいう青い鳥症候群というやつでしょうか。
HSS型HSPの適職について考えた記事は下記をご覧ください。
車の運転や絶叫系アトラクションが大好き
恐い気持ちは当然あるんですが、好奇心が勝って乗ってしまうというやつです。
さすがに30歳過ぎてからは遊園地行きたい!ってなることもあまりなくなりましたが、子供の頃はジェットコースターを思い浮かべるだけで興奮していたものです。
また、車の運転も大好きで、家でじっとしておくくらいなら何のあてもないドライブをしていたほうがずっと好きでした。
もっとも東京に来てからは車を持っていないのでストレスがたまる要素となってしまっていますが。
嗜好品が好き
診断テストのチェックリストの一つに「気分を高揚させてくれる物質が好き。」というものがありました。
これにはお酒も当てはまることでしょう。
これは体質に合うかどうかという点もあるため、みんなに当てはまるわけではないでしょうが、私はお酒が好きで、誘われたら喜んでついていっていた時期もありました。
これが私にとっては一番のダメージとなって返ってきているかもしれません。
思い返せば破壊神だの酒神バッカスなどの異名で呼ばれていた黒歴史時代がありましたw
今ではバッカスが降臨することもなくなりましたが…
他にはたばこやギャンブルも気分を高揚させてくれる物質にあてはまるかもしれません。
ここだけ見るとかなり退廃している感がありますが、嗜好性が強いので人によっては全くあてはまらない方もいるかもしれません。
変わった人やちょい悪な人たちに惹かれる
不良だったり突飛な行動を取ったり、後先を考えずに破滅的な生き方をする人を好きになることがあります。
気が付くと周りが変な人だらけになっていることも。
周りから「君の周り変な人ばっかりだね」なんて言われることもよくありました。
自己中心的な性格
自己本位になることもしばしばです。
繊細過ぎるあまり、他人のことよりもまず自分を守ろうとするためです。
つまり余裕がなかったり、周囲への気配りは自分の二の次になってしまうという意味であって、決して性格が悪いといっているのではありません。
他人の言動や行動に敏感でイライラしやすかったり、集団行動が苦手だったりもします。
子どもの頃は協調性に優れていると評価されてきたはずなのに、歳を取るごとにどんどん苦手になっていきました。
会社のミーティングや人前で話すのがあまり得意ではありません。
この辺はHSPの気質が強く出ているのかもしれません。
と思ったら自分のことをべらべら話して人の意見を聞き入れがたいというようなプライドが高い部分も見え隠れすることがあります。
引っ越しが好き
新たな環境に身を置きたい欲求が強いため、引っ越しを考えることもよくあります。
私自身6回ほど引っ越しをしています。(転勤などではなく自分の思いつきで引っ越してます。)
家具屋にいったり住まいの物件サイトを見るとワクワクします。
破滅的な生き方に注意
ここまでで、私が最もあてはまると思った項目に沿ってHSSの特徴を取り上げてみました。
そこで見えてきたのが「破滅的」という言葉でした。
刺激やスリルを求める傾向にあるHSSは、無意識のうちに自分を破滅に追いやっています。
しかも私の場合、自分からというより他人からの強い影響に振り回されたあげく破滅に陥っているという点が興味深いと思いました。
自分は破滅を望んでいないのに、他人の破滅に付き合っていて気づいたら自分が一番ダメージが大きくなっているパターンもよくありました。
お酒で泥酔して失敗した経験ならたくさんありますし、パチンコやスロットでたくさんのお金も失いました。
若い頃には出会い系サイトを利用して美人局の被害に遭ったことさえあります。
恐喝されたときの記事は下記からご覧いただけます。
HSSは自分を大切に扱いましょう
HSSにはアクティブな一面や社交性が高いという一面も垣間見えたかと思いますが、繊細さという部分でいえば内向型のHSPとさほど変わらないと思っています。
そのため、「がんばりすぎて」疲れるということよくあります。
そんなたいしたことしてないのにひどくしんどいな、なんて思ったことはありませんでしょうか?
それはあなたがHSSとHSPという生きづらい狭間でがんばっている証なのです。
自分を大切にしようなどと書きましたが、多分これを読んでくださっているHSS型の人はそれができないから困ってるんだろうとお思いかもしれません。
刺激やスリルを求めるのは自由です。
現時点で受けているダメージもないのかもしれません。
ただ、歩いていて石に当たるくらいのことならいいかもしれませんが、場合によっては命の危険に及んだり、大切な人に迷惑をかけることになるかもしれません。
もし破滅の傾向にあると感じたら、そこには他人の助けが必要かもしれません。
仕事を変えた、結婚した、子どもができたなど、環境の変化で変われる人もたくさんいます。
また、一人の時間も大事にしましょう。
HSSにとってはそれが何よりの特効薬かもしれません。
明日への糧になるのです。
私はHSP診断テスト114(-52~140)と強度HSPではあるものの、値が振り切らなかったのは自分がHSPの中でも特異なHSS型だったからだと思っています。
自分をよく知ること、そしてそこから自分が何に向いていてどう行動すればいいか見極めることが人生において失敗しにくいコツだと私は思っています。
HSSは諸刃の剣です。
一歩道を踏み外すと危険ですが、違う道をいけばそこには大きく飛躍できる可能性があります。
短所を長所に変えられることほど素晴らしいことはありません。
HSSの気質に振り回されることを楽しみながら生きれるぐらいになりたいものですね。
HSS型HSPの私が選んだ生き方については下記の記事でご覧ください。
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